こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!

9月も終わりに近づき、10月を迎えると一気に朝晩の冷え込みが厳しくなってきますね。

この季節の変わり目は、朝晩の寒暖差や秋の花粉(ブタクサやヨモギなど)、空気の乾燥の影響を受けやすく、「咳がなかなか止まらない」「夜になると咳き込んで目が覚める」といったお悩みでご相談を受けることがとても多くなる時期です。

「ただのカゼかな?」と思ってそのまま様子を見ている方もいらっしゃいますが、実は「喘息」や「咳喘息」が原因であるケースも少なくありません。

今回は、間違いやすい「喘息」と「咳喘息」の違いと、今すぐご自宅で実践できる秋の予防対策について分かりやすく解説していきます。

1. 「喘息」と「咳喘息」の違いとは?

一番大きな違いは「ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音(喘鳴:ぜんめい)や息苦しさがあるかどうか」です。

 比較項目:喘息(気管支喘息)

 【主な症状】激しい咳、ゼーゼー・ヒューヒュー(喘鳴)、息苦しさ

 【痰(たん)】からむような痰が出やすい

 【特徴】気道が狭くなり、息を吐くのが苦しくなる

 咳喘息

 【主な症状】激しい「乾いた咳」のみ(ゼーゼー感や息苦しさはほぼない)

 【痰(たん)】ほとんど出ない(出ても少量の透明な痰)

 【特徴】風邪の後に「咳だけ」が3週間以上残ることが多い / ※放置すると約3割が喘息に移行

放置はNG!注意したいポイント

咳喘息は「ゼーゼーしないし、呼吸も苦しくないから大丈夫」と思われがちですが、決して軽視はできません。

適切なお手入れやケアを行わずに放置してしまうと、約3割の方が本格的な「気管支喘息」へ移行してしまうと言われています。

「たかが咳」と我慢せず、早めに対応してあげる姿勢が大切です。

2. なぜ9月末〜10月に症状が出やすいの?

この時期に咳や発作が出やすくなるのは、秋特有の4つの刺激が気道を襲うからです。

1. 昼夜の激しい寒暖差:冷たい空気を吸い込むことで気管支が収縮し、刺激になります。

2. 秋のアレルギー物質:ブタクサやヨモギなどの秋花粉や、夏場に増殖したダニの死骸・フンが飛散します。

3. 空気の乾燥:秋が深まると湿度が下がり、気道粘膜のバリア機能が低下しやすくなります。

4. 台風や気圧の変化:低気圧が近づくと自律神経が乱れ、気道の炎症や筋肉の緊張を引き起こしやすくなります。

3. 今すぐできる!秋の予防・気道ケア対策

寒暖差や乾燥から喉と気道を保護し、自律神経を整えるために日常でできるセルフケアをご紹介します。

① マスクと首元の温めで「気道」を護る

 夜間・就寝時のマスク:外出時だけでなく、夜寝るときにシルクや綿などの肌触りの良いマスクを着用すると、冷気と乾燥を直接吸い込むのを防ぐことができます。

 首元を温める:首には太い血管が走っているため、ネックウォーマーやストールで温めることで全身の血行が良くなり、気道の過敏さを和らげる手助けになります。

② こまめな水分補給と加湿

 温かい水分をとる:白湯やカフェインの少ない温かいお茶をこまめに飲み、喉の粘膜を常に潤しておきましょう。

 室内の湿度管理:室内の湿度は40〜60%を目安に保ちましょう。加湿器を使い始めたり、濡れタオルを部屋に干すだけでも効果的です。

③ 深い呼吸を取り戻す「胸開きストレッチ」

呼吸が浅くなると胸や肩に無駄な力が入り、自律神経が乱れて気道も過敏になりやすくなります。

1. 背筋をすっと伸ばして座るか立ちます。

2. 両手を体の後ろで組みます。

3. 息をゆっくりと吐き出しながら、胸を斜め上に向かって心地よく開いていきます。

4. 胸が広がっているのを感じながら、深呼吸を3〜5回繰り返します。

まとめ:我慢せずにご相談ください

秋口の咳は、ただの「風邪の残り」なのか「咳喘息・喘息」なのか見極めにくいことも多いです。

 カゼ症状は治まったのに、咳だけが3週間以上続いている

 夜間や明け方に咳き込んで目が覚めてしまう

 冷たい空気を吸ったり、会話や笑った刺激で咳き込む

このような症状にお心当たりのある方は、我慢なさらずお近くの医療機関(呼吸器内科など)を受診いただくか、お気軽に当院までご相談ください。

呼吸が浅くなったり胸周りが強張ってしまうと、自律神経を介して身体が緊張状態に陥りやすくなります。しっかりお体を温め、適切なケアを取り入れて、心地よい秋を過ごしていきましょう!

今回も最後までお読みいただきありがとうございました😁