
― 小さな刺激が持つ意味 ―
こんにちは、院長の山元です。
世の中には、さまざまな療法や健康法があります。
その中で、なぜ鍼は、今もなお使われ続けているのか。
少し立ち止まって、理由を考えてみたいと思います。
長い時間の中で残ってきたもの
鍼灸は、数千年という時間の中で受け継がれてきました。
その間には、多くの試行錯誤があり、使われなくなっていった療法も少なくありません。
時の洗練を受けているというだけで鍼は素晴らしいなと感じてしまいます。
近年で少しずつ分かってきたこと
近年では、
鍼刺激によって起こる変化について、
研究が進められています。
・脳の血流の変化
・神経の反応
・身体の機能の変化
すべてが解明されているわけではありませんが、
身体に何かしらの変化が起きていることは、
少しずつ見えてきています。
ツボという考え方
鍼灸には、「ツボ」という考え方があります。
身体の中でも、反応が出やすい場所に対して、ピンポイントで刺激を加えていきます。
このピンポイントの刺激でしかないのに脳や自律神経や内分泌や内臓に大きな変化を与える。
このツボの研究をし続けている医学であるともいえます。
小さな刺激という特徴
鍼の刺激は、
とても小さいものです。
大きく動かしたり、
強く押したりするわけではなく、
ほんのわずかな刺激です。
それでも、
身体には反応が起こります。
この「小さな刺激で変化が起こる」という点は、
他の療法とは少し違うところかもしれません。
身体は変わる力を持っている
鍼は、身体の中にある働きを引き出すような作用があります。
鍼で治すというよりも治る力を敢えて引き出していくイメージです。
身体は本来、変化していく力を持っています。その力を邪魔しない感覚があります。
身体は、強く変えようとするとかえって抵抗が出ることがあります。
だからこそ、小さな変化を積み重ねていく。
そうした取り組みが個人的には鍼の本質に近いのではないかと感じています。
まとめ
鍼が残り続けている理由は、
・長い時間の中で洗練されてきたこと
・少しずつ明らかになってきた研究
・ツボへの探求
・小さな刺激という特徴
こうしたものが重なって結果として残っているんだろうなと思います。
また歴史を見てみると命に対して真剣に向き合った記録が山ほど残っています。
先人たちの血の結晶のお陰ともいえるかもしれません。医学の歴史というよりも人の生きるに向き合った歴史です。
私も先人の恩を報いるべく、次世代に繋がる形に試行錯誤して残していきたいと感じます。
いつもお読みいただきありがとうございます。

