10月に入り、寒暖差や気圧の変動が大きくなるこの季節、「頭痛がして辛い…」というご相談が増えています。

ひとくちに「頭痛」と言っても、原因や対処法が全く異なるため、間違ったアプローチをするとかえって悪化してしまうことがあります。

特に多いのが「片頭痛(へんずつう)」と「緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)」の2つです。

今回は、この2つの頭痛の医学的な仕組みの違いと、それぞれに合わせた正しい対処法をわかりやすく解説します!

1. 「片頭痛」と「緊張型頭痛」の見分け方チェック

まずは、ご自身の痛みがどちらのタイプに近いか、症状の特徴を比べてみましょう。

2. 医学的に解説!なぜ起きる?仕組みの違い

2つの頭痛は、体の中で起きている病態生理(メカニズム)が根本的に異なります。

① 片頭痛のメカニズム:脳血管の拡張と神経の炎症

 原因:ストレスからの解放、気圧の変化、女性ホルモンの変動など。

 仕組み:脳の三叉神経(顔や頭の感覚を司る神経)が刺激を受けると、神経伝達物質が放出されて脳の血管が急激に拡張します。拡張した血管が周囲の神経を圧迫し、炎症を起こすことで「ズキズキ」とした強い痛みが走ります。

② 緊張型頭痛のメカニズム:血行不良と筋肉の過緊張

 原因:長時間のデスクワーク、姿勢の乱れ(猫背・スマホ首)、寒さによる筋肉の収縮、精神的ストレス。

 仕組み:首や肩、頭の周りの筋肉が緊張して固くなると、内部の血管が圧迫されて血流が悪化します。すると筋肉内に老廃物や痛み物質(乳酸など)が溜まり、神経を刺激して「ギューッ」と締め付けられる痛みが生じます。

3. 【重要】ここを間違えると悪化する!正しい対処法

最も注意したいのが「温めるか・冷やすか」という対処法の違いです。

⚡ 片頭痛の場合:【冷やす】&【静かな暗い部屋で休む】

 ポイント:血管が広がり炎症を起こしている状態です。

 対処:痛む部位(痛む側のこめかみなど)を氷のうや冷却シートで冷やして血管を収縮させましょう。また、光や音の刺激を避けるため、暗く静かな部屋で静養するのが効果的です。

 NG行為:入浴やマッサージ、運動など血流を良くすることは痛みを悪化させるので控えましょう。

💆‍♂️ 緊張型頭痛の場合:【温める】&【ストレッチで血流改善】

 ポイント:筋肉が固まって血流が悪くなっている状態です。

 対処:お風呂に浸かる、ホットタオルで首や肩を温めて血行を促すのが非常に有効です。軽いストレッチや首肩のマッサージを行うと筋肉がほぐれ、痛みが和らぎます。

 NG行為:じっと動きを止めたり、冷やしたりすると血行が悪化して痛みが長引いてしまいます。

4. 2つの頭痛が混ざった「混合型」の可能性も

「片頭痛の特徴も緊張型頭痛の特徴も両方ある…」という方もいらっしゃいます。これは「混合型頭痛」と呼ばれ、普段は肩こりからくる緊張型頭痛があり、ときどき片頭痛の発作が重なる状態です。

混合型の場合は、「今起きている痛みがズキズキ(片頭痛)か、重だるい(緊張型)か」を見極めて対処を選ぶことが大切です。

いつでも困った際はご連絡、ご相談ください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます!!