お悩み・自覚症状

1ヶ月前くらいから眼精疲労を感じるようになってきて、徐々にひどくなってきていた。
初めは少し違和感が感じるくらいだったのが、徐々にビーンとするような感覚に変わってきて霞む感じになってきた。寝ても改善せずに仕事中が1番辛くなってくる。複数年同じ仕事をしているのもあり、疲労がっっているのかもと感じている。
また首肩も座っていると重さから痛みに変わってくるようになってきていて、最近は首肩凝りと眼精疲労に悩んでいる、
噛み締めもあり、頭痛も週に何回かはくる。

(20代 女性)

施術内容と経過

・初診
問診をしていくと、首肩こりと眼精疲労以外にも噛み締めや頭痛もあることがわかった。
お仕事が1ヶ月前に忙しかったことも影響していることが考えられた。
また、足の冷えもあったので熱が昇っていることが考えられ、そこから痛みや眼精疲労になっている子も考えられた。
検査
首肩の動きに異常はなかったが、側屈時と後屈時に痛みがあった。顎周りの筋肉の緊張を確認した
足の冷えも末端が特に冷えていることを確認した。
お腹をみていくと、肩はなかったが圧痛を確認した。
治療
座位で、背中のツボを使用していった。後屈時の痛みの場所が変化したので仰向けの治療にしていった。
腹診をもとに腕と下腿のツボを使用していった。
その後座位になり、首の動きを確認していくと痛みは残っていたが来院時と痛みの場所と痛み方に変化が出ていた。
刺激量の関係で今回は終了とした。

・2診目
肩の痛みは感じることがなかった。顎も噛み締めなどを感んじることはなかった。
足の冷えはまだある。
治療
座位と仰向けで治療した後に、肩のこりがあったのでうつ伏せで足のツボを使用し治療した。
確認していくと肩の凝りは感はしていた。

・3診目
首の痛みが気になるようになってきたが、肩の凝りや痛みはだいぶ良くなったとのこと。
仕事中に噛み締めがあることに気づいた。眼精疲労は残っているとのこと。
治療
首の動きから座位で背中の治療をした。
仰向けでは顎を緩める手のツボをを使用した。
うつ伏せで背中の治療をして終了。
治療後は、顎の緩みと首の動き・痛みの改善を確認して終了。

・4診目
眼精疲労と顎は共に良くなっている感じがしていて、仕事をしていても気にならない。
頭痛も最近はなく、首肩も気にせずに生活ができている。
足の冷えはまだ残っている。
治療
仰向けで顎を緩める治療と足を温める治療を行なった。
うつ伏せで背中の治療をして終了。

・5診目
全体的に調子が良く、不調は感じることなく過ごせている。
夕方以降になると、目の疲れを感じることたまにある。
治療 
座位で背中のツボを使用して首周りを緩めた。
うつ伏せで目に対しての首のツボを使用して終了。

・6診目
眼精疲労も感じずに、顎や頭痛などもなく生活できている。
治療
全体の調整をするために、仰向けで腹診をもとに治療。
うつ伏せになり、背中の治療をして終了にした。

・7診目
目の疲れも感じずに不調を感じることがなかった。
治療は調整する治療をして終了。

考察:今回の症例では仕事の影響による眼精疲労がありました。原因としては、元々あった首肩の硬さからきていたと考察しました。
また、熱のバランスが崩れていたことや、噛み締めによっての顎周りの緊張が強かったことから頭痛になっていたと考えました。
治療では、首肩の緊張をとるために背中のツボを使用して首を緩めていった。熱のバランスは首と足の治療をしたことによって良くなっていき、結果として症状が良くなった。

主に使用したツボ:Th4(2)、上天柱、背中3線、足三里、外谷

※施術の効果は個人差があります。