お悩み・自覚症状
(一年ほど前から) 脳疲労のような症状、人の話が頭に入ってこない、記憶力の低下、理解力の低下
(1〜2ヶ月前から再発) 自己不審や自己否定、気分の落ち込み
(1週間ほど前からインフル完治後に発症、朝のみ)背中と胸の痛み
(20代 女性)
施術内容と経過
【初診】
問診の時に、人の話が頭に入ってこなかったり、記憶力の低下、理解力の低下により仕事がうまくいかず自分を責めてしまっているという話などをしてくださり、かなり気持ちも落ち込んでいてお辛そうな状態でした。
呼吸が浅くなっており、睡眠の質も良くなさそうだったので、自律神経を整えるよう施術をしていきました。
また喉や首周りが特に緊張していたのでその張りを取れる様に施術しました。
【2診目】
前回のあと眠くなって14時間くらい寝たらスッキリしてきたとのこと。
背中の痛みは穏やかに。仕事自体は忙しくなかったから安定していたともおっしゃていました。
治療としては少し刺激量をあげました。
【3診目】
不安もありつつ初の海外出張があったがプレゼンもしっかりできて現地のスタッフにも褒められ自信を持って帰ってくることができたとのこと。
むくみがあったので水分代謝をしやすいように施術をしていきました。
【4診目】
少し不調になったこともあったがまたいい状態に戻ってくる様な感じがしているとのこと。
【5診目】
脳疲労で集中できない、みたいなことがほとんどなくなり、会議とかも集中して参加できているとのこと。
むくみはやはりあるので水分代謝しやすい様に調整しました。
【6診目】
脳疲労を感じることなく仕事をすることができている。
前は目の前の仕事をすることが精一杯だったが、最近は将来のお話もしてくださり、健康に対してもこちらの養生だけでなくご自身自ら、健康に対して意識をされている。
【まとめ・考察】
この症例から脳疲労には首周りや胸椎周りの緊張を解くことが重要であると感じた。
呼吸が深くなることで睡眠の質が向上したことも脳疲労のような状態から抜け出せた要因ではないかと考えます。
【よく使ったつぼ】
合谷、開魄、腎兪、心兪、三陰交、陰陵泉
※施術の効果は個人差があります。