〜顎の緊張が招く、自律神経と脳への意外なダメージ〜

こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!

最近食いしばりや、顎の緊張について調べましたのでシェアしていきます!

「朝起きると顎がだるい」「仕事中、ふと気づくと奥歯に力が入っている」

実は今、こうした「食いしばり(クレンチング)」「歯ぎしり(ブラキシズム)」を自覚する人が増えてきています。

単なる「癖」だと思われがちですが、実はその裏には現代特有のライフスタイルと、放っておくと怖い自律神経や脳への悪影響が隠されています。

⚫︎なぜ今、現代人に増えているのか?

主な原因は、私たちの生活に欠かせない「スマホ」と「デスクワーク」にあります。

• TCH(上下歯列接触癖): 通常、リラックス時の上下の歯の間には数ミリの隙間があります。しかし、スマホ操作やPC作業でうつむき姿勢になると、顎の筋肉に緊張が走り、無意識に歯を接触させ続けてしまいます。

• 脳の過緊張: 寝る直前までのSNSチェックやメール対応は、脳を常に興奮状態にします。そのストレスを解消しようとする生体反応として、寝ている間に激しい歯ぎしりが起こるのです。

顎の緊張が招く「体と脳の不調」:医学的なメカニズム

顎の筋肉(咬筋など)は、全身のスイッチを司る自律神経脳のパフォーマンスと密接にリンクしています。顎がガチガチに緊張すると、以下のような「負の連鎖」が起こります。

1. 自律神経の乱れ:脳が「常に戦闘モード」に

歯を強く噛み締める行為は、動物が敵を威嚇する時の反応と同じです。

• 交感神経の強制オン: 噛み締め刺激が脳に伝わると、脳は「今は非常事態だ!」と判断し、交感神経(興奮のスイッチ)を優位にします。

• 休まらない体: 日中ずっと食いしばっていると、夜になっても副交感神経(リラックスのスイッチ)に切り替わらず、イライラや冷え性、動悸などを招きやすくなります。

2. 睡眠の質の低下:脳が「夜も筋トレ」している状態

寝ている間の食いしばりは、体重の数倍(約50 \sim 100kg以上)もの負荷がかかると言われています。

• 脳が休まらない: 強い力で噛み締め続けると、脳は寝ている間も「激しい運動」をしていると勘違いしてしまいます。

• 朝の疲労感: 「たっぷり寝たはずなのに、起きた瞬間から疲れている」という方は、一晩中、顎の筋肉を通じて脳が興奮し続けていた可能性があります。

3. 脳の働きの低下:酸素と血流のブロック

顎の周りには、脳へ血液を送る大切な血管や神経が集中しています。

• 脳の酸欠状態: 顎の筋肉が硬くなると、首や肩の筋肉も連動して凝り固まります。すると、脳へ送られる血流が阻害され、脳が「酸欠状態」に陥ります。

• パフォーマンスの低下: 血流が滞ると、集中力や記憶力がダウンします。まさに「頭に霧がかかったような状態(ブレーンフォグ)」になり、仕事の効率も落ちてしまうのです。

【図解】食いしばりが招く「負のスパイラル」

このサイクルは、一度ハマると自力で抜け出すのが難しくなる、心身の「負の連鎖」です。

1. スタート:食いしばり(顎の緊張)

• デスクワークやスマホ中の無意識な噛み締め(TCH)。

2. 脳への信号:交感神経が優位に

• 顎の刺激が脳を「戦闘モード」に切り替え、常にリラックスできない状態へ。

3. 身体の反応:睡眠の質低下・血流悪化

• 夜間の歯ぎしりで脳が休まらず、首こり・肩こりによって脳への血流が阻害される。

4. 負の影響:脳のパフォーマンス低下・メンタル不安定

• 集中力の欠如(脳の酸欠)、イライラ、抑うつ感など、心と頭の働きがダウン。

5. 再発:さらなるストレスで「食いしばり」へ

• 不調そのものがストレスになり、さらに強く噛み締めてしまう。

デスクワークやスマホでついつい奥歯に力が入ってしまう時、それは単に歯に悪いだけでなく、あなたの脳と自律神経を削っているサインかもしれません。

ふとした瞬間に「あ、今噛んでるな」**と気づき、ふっと力を抜いて「深呼吸」をすること。

これだけで、脳への血流が改善し、自律神経のバランスを整えるきっかけになります。

まずは今日から、意識的に「歯を離す時間」を作ってみませんか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😆