
鍼でホルモンバランスが整うのはなぜ?
― 脳と自律神経からやさしく解説 ―
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目次
- 「ホルモンバランスが乱れている」とはどういう状態?
- ホルモンの司令塔は“脳”にある
- ストレスがホルモンを乱す仕組み
- 鍼はどこに働きかけているのか
- 鍼と視床下部・下垂体の関係
- なぜ自律神経が整うとホルモンも整いやすいのか
- 不妊・更年期・慢性疲労とのつながり
- 鍼はホルモンを直接変えているの?
- ひなたが考えるホルモン調整の本質
- まとめ ― ホルモンは“結果”である
1. 「ホルモンバランスが乱れている」とはどういう状態?
「ホルモンバランスが乱れているかもしれませんね。」
病院やメディアで、よく耳にする言葉です。
・生理周期が不安定
・PMSがつらい
・更年期症状が強い
・疲れが抜けない
・眠れない
・気分が安定しない
こうした症状があると、
「ホルモンが悪い」と感じてしまうかもしれません。
しかし実際には、
ホルモンは“単独で暴走している”わけではありません。
多くの場合、
ホルモンの乱れは“結果”です。
では、その背景には何があるのでしょうか。
2. ホルモンの司令塔は“脳”にある
ホルモンを分泌しているのは、
・卵巣
・副腎
・甲状腺
などの臓器です。
しかし、それらに命令を出しているのは脳です。
脳の中でも特に重要なのが、
・視床下部
・下垂体
です。
視床下部が指示を出し、
下垂体がホルモンを分泌し、
その指示を受けて各臓器が働きます。
つまり、
ホルモンの司令塔は脳にあるのです。
3. ストレスがホルモンを乱す仕組み
私たちが慢性的なストレスを受け続けると、
脳はそれを「危険」と判断します。
すると、
視床下部
↓
下垂体
↓
副腎
という流れで、
ストレスホルモン(コルチゾール)が分泌されます。
短期的には必要な反応ですが、
これが長期間続くと、
・睡眠の質の低下
・性ホルモンの分泌低下
・月経不順
・疲労感
・イライラ
などが起こる可能性があります。
つまり、
ホルモンの乱れの背景には
ストレス反応の慢性化があることが多いのです。
4. 鍼はどこに働きかけているのか
研究では、鍼刺激が
・脳幹
・視床下部
・前帯状皮質
などに影響を与える可能性が示唆されています。
これらは、
自律神経と内分泌(ホルモン)を統合している中枢です。
鍼は単に筋肉に刺しているだけではなく、
脳の調整システムに影響を与えている可能性がある
と考えられています。
5. 鍼と視床下部・下垂体の関係
動物実験や一部の研究では、
鍼刺激により
・ACTHの変動
・コルチゾールの調整
が報告されています。
もちろん、
すべてのケースで明確に変化するわけではありません。
しかし、
ストレス応答系に影響を与える可能性がある
という報告は複数存在します。
ここで重要なのは、
鍼がホルモンを「直接操作している」のではなく、
ストレス反応の司令塔を落ち着かせる可能性がある
という点です。
6. なぜ自律神経が整うとホルモンも整いやすいのか
視床下部は、
・自律神経
・体温
・食欲
・睡眠
・ホルモン分泌
を同時に管理しています。
つまり、
自律神経とホルモンは
“別々のシステム”ではありません。
例えば、
「眠れるようになったら生理周期が整った」
ということがあります。
これは偶然ではなく、
自律神経が整う
↓
視床下部が安定
↓
下垂体が安定
↓
ホルモンリズムが整う
という構造が背景にある可能性があります。
7. 不妊・更年期・慢性疲労とのつながり
ホルモンが関わる症状は多岐にわたります。
・不妊(性腺軸)
・更年期症状
・慢性疲労
・甲状腺機能の変動
これらの多くに共通しているのは、
慢性的なストレスと自律神経の乱れです。
鍼は、
血流を整え、
筋緊張を緩め、
呼吸を深めることで、
身体全体のリズムを整える可能性があります。
その結果として、
ホルモンの働きが安定しやすくなる
という流れが考えられます。
8. 鍼はホルモンを直接変えているの?
ここは誤解が生まれやすい部分です。
鍼はホルモンを注射するわけではありません。
薬のように、
直接数値を操作する治療ではありません。
鍼は、
身体が本来持っている調整力に働きかける可能性がある
医療です。
ストレス反応が落ち着き、
自律神経が安定し、
睡眠が整う。
その積み重ねの中で、
ホルモンリズムが安定していく可能性があります。
9. ひなたが考えるホルモン調整の本質
私たちは、
ホルモンを「コントロールする」ことを目的にはしていません。
大切にしているのは、
・自律神経のバランス
・血流
・身体の緊張
・心の安心
身体は一つのつながりです。
症状だけを見るのではなく、
全体のリズムを整えること。
その結果として、
ホルモンが安定する可能性がある。
それが、私たちの考えです。
10. まとめ ― ホルモンは“結果”である
ホルモンは孤立して乱れるわけではありません。
脳、神経、ストレス、睡眠、血流。
すべてがつながっています。
鍼は、
その“つながり”に働きかける可能性がある医療です。
ホルモンの数値だけを追いかけるのではなく、
身体全体のリズムを整えること。
それが、
結果としてホルモンバランスの安定につながるかもしれません。
もし今、
「ホルモンが悪いのかも」と感じているなら、
それはあなたの身体が
無理をしてきたサインかもしれません。
まずは、安心から整えていきましょう。
ずっとご不安を抱えたまま、
治療院探しに時間とお金をかけるのは
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不妊症の症例報告
低AMHでも妊娠することができた症例
元々生理不順あるも、第一子は自然妊娠により出産。第一子が3歳になり、第二子を考えたとき、AMHの値が1未満であるとわかり、不妊治療と合わせて鍼灸施術開始となった。
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