お悩み・自覚症状

前兆としてぎっくりのような痛みがあったが気にせず飛行機に乗り、出張。そしたら歩くのが辛い状態に。
帰国した際に椎間板ヘルニアに。
24年2月中旬にぎっくり腰と坐骨神経痛のような痛みが走り、MRIをとったら椎間板ヘルニアと診断された。
そこから痛み止めとブロック注射でマックスの時が10としたら3~4くらいの痛みになってきたとのこと。
3~4くらいの強さで安定してしまっているから何か変化をだしたほうがいいんじゃないかとなってひなたに来院。
睡眠をとっていても3~4時間すると痛みがたまってきて起きてしまうような状態。
アップルウォッチの計測が正しければ睡眠の質は良くなさそうとのこと。

(40代 男性)

施術内容と経過

【治療】
○初診
痛みのピークは2月で、来院時はすでに痛みのレベルは10を一番痛いとしたら3〜4くらいの痛みのレベル感。
前屈をすると痛みが強く出た。右に腰を捻るのもやや痛みが出た。
左股関節の内旋で左腰のあたりに痛みが出た。
太もも、ふくらはぎの外側を触ると筋肉がかなり緊張していて、痛みが出ているのも納得な状態でした。
初めの治療はそんなに負荷をかけないほうがいいと判断し、腰に直接鍼をするというよりかは、足のツボなどを使って遠隔的に腰にアプローチしていった。
股関節周りや膝関節周りにも痛みがややあった。

○2診目
最初痛みのレベルが3〜4だったものが2〜3くらいに少し落ち着いたとのこと。
太ももやふくらはぎの外側も前回触診した時よりも気持ち柔らかくなっていた。

○3診目
股関節周りの違和感は無くなった。
痛みとして自覚できるのは朝方になると出てくる腰の違和感のような痛み。
元々リハビリの一環として散歩をしていたが、前は足が張って念入りにマッサージしないと辛かったのが、軽いマッサージでも回復するようになった。

○4診目〜10診目
少しずつ治療の強度も上げていった。
痛みを感じる頻度が減ったり、朝方に感じていた腰の違和感が少しずつ寛解していった。
家族旅行で車を使うことがあるが、最初は1時間の運転で怪しいピリピリする痛みが出ることもあったが10診目に近づくに連れて徐々に減っていき、東京〜長野間の運転をしてもなんとか持ち堪えられるようになっていた。

◯10診目以降
秋口にまた旅行のご予定があるようでさらに長距離の移動時間があっても腰の調子を保てるよう今はメンテナンスのような感じで3週間に1回くらいの頻度で通われています。しっかりケアしていることによってフットサルの再開や、筋力トレーニングも少しずつ負荷をかけても大丈夫になってきているとのことです。
余談で、腰の痛みで目覚めていた時とは違い、アップルウォッチでの睡眠計測の結果も来院時に比べて深い眠りが増えたというデータも教えてくださいました。


【考察・まとめ】
怪我をしてしまうとその周りの組織が守ろうと筋肉を過緊張状態にしてしまうので、今回はその緊張を少しずつ柔らかくしていくことで痛みが緩和したと考えられます。
またこの方は鍼灸だけでなく、ご自身でももうこの痛みで悩みたくないとトレーニングをしたり、ストレッチをしたり、散歩をしたりとケアをされていたので良くなるのも割と早かったと感じます。


【よく使用した経穴】
豊隆・玉しん・玉陽・中臀筋周りのアプローチ・地天
※整動協会の整動鍼のツボも使っております。

※施術の効果は個人差があります。

お客様の声

腰回りの細かい違和感の解消が早かった。
運動後の悪化の軽減と回復が早まった。
メンテナンスの重要性を身をもって体感した。
鍼は初めてでしたが、怪我防止やメンテナンスのための手段の一つとして検討の価値は十分にあると思います。

(H.Sさま)

スタッフより

いつも頼ってくださりありがとうございます。
健康はもちろん自分自身のためでもありますが、施術をさせていただきながら、ご家族のためでもあるということをお話いただいて本当にご家族を大切にされていることをいつもヒシヒシと感じております。
最近ではフットサルも再開されていて、充実させているお話を聞かせていただけていつも嬉しく思っています。
秋の旅行に向けてさらにベストコンディションを作っていきましょう!!
鍼灸師 寺嶋