お悩み・自覚症状
1、2ヶ月前から目の疲れと頭痛が続いている。
初めはそこまで辛くなく、病院に行き薬を飲んでいた。徐々に頭痛の痛みや、目の疲れが悪化してきて、病院で検査をしたが異常はなかった。他の病院に行ったが異常はなく、薬も効かない状態になった。そこから不眠にもなり、痛みや気になることから睡眠時間が2、3時間しか取れなくなっていた。
お腹の状態も悪くなっていて、下痢の回数が増えている。
お仕事柄PC作業が多いので、目の疲れは元からあったがここまでではなかった。今は頭痛と眼精疲労から仕事に集中できずにいる。
(20代 男性)
施術内容と経過
・初診
問診していくと、主訴意外にも症状はあり自律神経の乱れを感じた。
検査、触診していくと、首肩周りの硬さと、背中や腹部の緊張もみられた。
足の冷えも感じ、頭熱足寒の状態だった。
首の動きも制限があり、運動痛や詰まりを感じていた。
治療
腹診をして反応に対して、手と膝のツボを使用した。
うつ伏せで背部の調整をした。
その後、首やお腹の検査をしたら、硬さの緩和と動きの改善がみられた。
セルフケアと、今後の治療について説明して終了とした。
・2診目
前回の治療から、首肩の周りが軽く感じたとのことだった。
眼精疲労と頭痛はまだある状態だった。
治療は前回同様に行なっていった。治療後、緊張が行けた感覚があったとのことだった。
・3診目
前回の治療から頭痛の頻度が減ったとのことだった。常に感じることはなく、仕事中や特に目に負荷がかかった際や仕事が終わった時に感じるとのこと。眼精疲労はあるものの感覚が少し弱くなった。
睡眠も寝つきが変わってきて、入眠しやうすくなってきた。
治療
同様に治療しつつ、首の硬さをみながら背中のツボを使用して首周りを緩めた。
・4診目
前回から眼精疲労は夕方以降になると感じるが、それ以外の時は感じない状態になった。頭痛はない時が増えてきていた。
睡眠も6時間は寝れるようになってきている。
体を診ていっても腹部や、背部の緩和を感じた。首の動きも良く緩和状態が続いている。
治療は同様に行なった。
・5診目〜7診目
治療は同様に行なった。
・8診目〜10診目
状態はだいぶ良くなり、頭痛の感じることはほとんどんなく、眼精疲労も感じていない状態になった。
睡眠時間も中途覚醒や寝つきも良く取れている。
治療としてはお腹の反応と、首周りの調整をした。
・11診目
前回の治療から感覚をあけても異常はなく、体の状態が安定していることを確認した。
11診目はメンテナンスとして月に1度ほど治療している。
考察:眼精疲労や頭痛が自律神経や熱のバランスからきていることを考えて治療した。
腹部や背部、首周りの治療をしていったことにより身体・症状に変化が出ていった。
一気に良くするのではなく、リスクマネジメントをしながら刺激量に気をつけて治療をしていった。
主に使用したツボ:曲泉、合谷、次髎、Th4(2)、上天柱
※施術の効果は個人差があります。