お悩み・自覚症状
長年、首・肩・背中周囲の張り感と痛みを感じており、症状には波がある。現在の痛みは10段階中3程度だが、悪化すると10/10まで上がる。特にうがいをする動作が困難になるほどの痛みが出ることもある。
また、痛みが強い時には頭痛も併発し、側頭部を締め付けられるような感覚がある。
(40代 女性)
施術内容と経過
・初診
事務職に就いており、日常的に長時間同じ姿勢で作業することが多く、姿勢不良も重なって首肩背部の筋緊張が慢性化していると考えられる。もともと睡眠の質が悪く、寝つきの悪さや中途覚醒が続いている。
また、PMSによる気分の浮き沈みもあったと教えてくださいました。
検査
触診:頭熱足寒 首や肩、肩甲骨の硬さがありました。
動作:首を斜め前に倒すとハリ感が強くでて稼動域制限が見られました。
治療
首肩や肩甲骨の解放をし主訴に対するアプローチの他呼吸や睡眠の質向上を目的に手、背中のツボを使用
〈治療後の変化〉
肩の緊張が取れ身体の軽さを感じていた
・2〜4診目
経過はとても良くハリや痛みがないことが続いている
仕事が多忙で大変だったが、いつも痛みやハリ感を感じていたが、それが感じなく経過がいい。
強いて言うなら首の付け根
前回の施術を継続しつつ、より遠隔からのツボを使いさらに首肩、背中を緩め自律神経にアプローチをかけました。
3診目
症状の波がないことで、心配事が減り睡眠の質が上がり、安心して過ごせることが出来ている
仕事が多忙で症状が起こりそうだなと思っても朝起きた時には楽なっている
引き続き 定期的に通いメンテナンスをしております。
考察 : 長年の姿勢不良やデスクワークにより、首や肩、背中の筋肉がこわばり、慢性的な痛みや頭痛が出ていたと考えられます。また、PMSや睡眠の質の低下など、自律神経の乱れも影響していました。
鍼治療で首肩周りの緊張をゆるめ、手や背中のツボで呼吸や睡眠にも働きかけたことで、症状が軽くなり、身体の軽さを実感できるようになりました。
症状の波がなくなったことで、不安が減り、睡眠の質も上がり、安心して日常を過ごせるようになっています。
主に使用したツボ
合谷 開魄 th(4) 承山 背部硬穴
※施術の効果は個人差があります。