お悩み・自覚症状

働き始めたころからストレスや疲労が蓄積するとなぜか喉に痰が絡みずっと取れない。
咳ばらいをしすぎているせいか周りの方から心配される。そのことがさらにストレスに感じていた。
何か精神的に問題があったり、落ち込んでいたりなどはないように自分では感じている

(30代 男性)

施術内容と経過

使用した主なツボ

開魄、合谷、魚際、C7(2.5)

初診

膝の痛みを同時に訴える。まずは膝の施術を行いつつ、喉にアプローチをしていく。

4診目

膝の症状はかなり快方に向かうが喉の痰は、中々良くならない。空気は吸いやすくなったように感じる。

7診目

膝はほぼよくなる。喉は一進一退の状態。母指のツボに反応が顕著にあったため、魚際を使用。その瞬間に痰が切れたと本人が口に出す。 9診目:順調に快方へ。徐々にペースをあける。

16診目

ほぼ緩解 その後現在に至るまでメンテナンスで3週間に1回の通院

■まとめ
単なる痰だけではなく、ヒステリー球に痰が絡んでいるような病態であったのではないかと推察する。初期の段階で喉が楽になったのはヒステリー球が良くなり、手のツボを使用し始めた段階で痰が切れていったと考えると別々に処置するためにも鑑別が肝になると考える。季節の変わり目で症状が再燃しかけるため、メンテナンスは効果的に感じる。過去に喘息の既往もあるため、既往歴からも病態を明らかにすることができると考察できる。

※施術の効果は個人差があります。