鍼灸院ひなた 清澄白河院

こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!

11月になり朝は寒さを感じる日が増えてきましたね、、🥲
風邪なども流行っているので日頃からケアしていきましょう!

 11月に入ってから当院では朝の学びの時間として中医学を学ぶことを初めました!
中医学は難しいイメージがあり、私自身苦手意識があります。
学生の頃からも習っていたり、自分で本を読んでみたりしていましたが、
いまいち理解がしづらいと感じていたので今回の学びの時間で理解を深めて苦手意識を払拭しようと思い参加しました。

今回は「精」について学んだので書いていきます。

1、「精」とは
精は二つに分けることができ、先天の精と後天の精に分かれます。
・先天の精とは
生命力の根源を意味します。生まれ持ったエネルギーであり、これは後天的に変えることができないものになるので生まれた時に人によって誤差があります。
五臓六腑の中で腎で生成され、先天の本などとも言います。
・後天の精とは
生まれてきてから作られるエネルギーで、睡眠や食事によって生成されます。
なので、食事や睡眠を怠ると気力が下がり体の不調が出ることが多くなります。

2、精働き
精の働きは4つあります。
①生殖 : 天癸(てんき)は女性は7の倍数で起こると言われていて、14歳で天癸至ると言われてる。
天癸至るとは初潮のことである。
②滋養 : 滋養とは体の栄養になること。
③血・気に化成 : 精が血と気に変わり循環している。
④神の維持 : 神とは脳のことであり、脳を栄養していることを表す。

3、精の病理
精が足らなくなると精虚と言われて、耳鳴りやめまい、不妊などの原因にもなる。

病因
①飲食不節→食事の偏り、吸収が悪いこと
②慢性疾患
③多産・堕胎・房事過多
④先天不足
⑤出血・嘔吐・下痢

まとめ : 精とは、生命エネルギーである気、体の構成成分である血や津液の根源になるもの。
先天の精は両親から受け継ぐもので生まれつき持っていて、老化にするにおいて減少していく。
後天の精は日頃の食事、睡眠により補うことができる。
精がなくなっていくと老化現象のような症状(聴力の減少、耳鳴り、めまいなど)が起きる。
よって日頃のケアや日常生活での食事・睡眠が大切になる。

今回は以上のことを学びました。

鍼灸治療では、体の反応をみて治療を行うことで精の生成の障害になっている部分(冷え、体の凝り、張りなど)を無くしていくことで生成しやすくすることができます!

お身体の不調や気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました😁