こんにちは!鍼灸院ひなたの寺嶋です☺️
前の投稿で島津先生が中医学の勉強会のことを書いていたと思いますが、私もそこでの気づきがあったのでシェアさせていただきたいと思います!
中医学で特に用いられる生理物質としては、気、血、津液があります。
”気”って目に見えないので気と言われてもパッとしないと思います。
空気、電波、マイナスイオン、宇宙のビックバン、気持ちの気色々ありますが、全て”気”です。
目には見えていないですが”気”は絶え間ない運動状態にあります。
体の中にも”気”が巡っていると言われています。
”気”はどのように作られるかというと、臓器でいうと肺、脾、腎や食べ物から呼吸器の力を借りて生成されます。
”気”はどんな役割をしているかというと
①身体の生理物質を動かす推動作用
②体を温める温煦作用
③身体をばい菌や細菌などから身体を守る防御作用
④生命活動に必要な血液を漏れ出ないようにしたり、臓器の位置が下に落ちてこないようにするような固摂作用
⑤食べた物などを生命活動するためのエネルギーに変える気化作用があります。
だから”気”が消耗してしまうと生命活動になんらかしらの支障が起き始め、そして病となります。
気の作用を正常に働かせるにはいろいろな臓器が関わっているのですが、ここは知っておいてほしいなと思うところだけ載せます。
それは肝(西洋医学的にいうと肝臓)との関係性です。
そもそも肝は気や血液、津液の流れに対して大きなモーターのような役割をしています。
ここで面白いのは心(西洋医学的にいったら心臓)が流れのメインかと思うところですがちょっと違うんですよね。
肝っていうのは情緒の影響を受けやすく、特にイライラだったり、落ち込みというのを反映します。
情緒が乱れると生理物質の流れに影響するわけですから、先にあげた5つの作用が少しずつ働きが悪くなります。
どの作用が低下するかによって症状は変わりますが、低下し続けると
イライラや精神抑鬱、情緒不安定など精神症状、食欲不振、胃痛、胃潰瘍など消化器系の不調、代謝低下や血行不良による動悸、息切れ、手足の冷えや震え、体の強ばり、頭痛、めまい
などの症状が出てきます。
治療で流れを良くすることも大事ですが、治療中の対話や周囲環境とのコミュニケーションによって情緒の安定も一緒に図っていくことがより症状が寛解されやすくなるのでひなたでは日頃から傾聴能力を高めるトレーニングも欠かさず行っております。
もし上記のようなお悩みはこういった症状はどうかと悩まれた方は一度鍼灸院ひなたへご相談ください☺️
本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇♀️