
【1. もしかしたら──と思いながら、今日もがんばっているあなたへ】
朝起きた瞬間から、体が重たい。
イライラしたと思えば、涙が出てくる。
どこが悪いわけじゃないのに、「なんかしんどい」──。
そんな感覚を抱えながらも、家族のこと、仕事のこと、自分以外の誰かのことを優先して、
「まだ大丈夫」と毎日を乗り越えている方へ。
それはもしかすると、更年期にさしかかっている体と心からのサインかもしれません。
【2. 更年期とは、“老化”ではなく、バランスが変わる時期】
更年期というと、「年齢のせいでしょ」と片づけられることもあります。
でも、実際には、体の中で起きている変化はとても繊細で、
これまで守ってくれていたホルモンの働きがゆっくりと引いていく──そんな移行期なのです。
たとえるなら、長く住んだ家の間取りが、少しずつ変わっていくようなもの。
慣れない空間で暮らすには、まずは「どこが変わったのか」に気づくことが大切です。
【3. よくあるサインに、気づいてあげてください】
- 急にカーッと顔が熱くなる(のぼせ、ほてり)
- 汗が止まらない、動悸がする
- 頭痛、めまい、肩こり、関節のこわばり
- 夜中に目が覚める、眠りが浅い
- イライラ、焦り、不安、落ち込み
- 集中できない、思考がまとまらない
- 「自分じゃないみたい」と感じることがある
どれか一つだけではなく、いくつも重なっていることも多いです。
でも、それはあなたが弱いのではなく、今の体がそうなっている理由がちゃんとあるのです。
【4. 東洋医学では、「転換期」ととらえます】
東洋医学では、こうした変化を「腎虚(じんきょ)」と呼びます。
年齢とともに、体の奥にあるエネルギーが少しずつ減っていく。
そのことで、体の巡りが滞ったり、感情が不安定になったりします。
のぼせや不眠があれば、上にこもった熱を下げる。
冷えや倦怠感があれば、下から支える力を補う。
その人の状態に合わせて、必要なところに静かに働きかけていくのが鍼灸の特徴です。
【5. がんばるより、“感じる”ことからはじめる】
更年期は、「我慢する時期」でも、「諦める時期」でもありません。
これまでたくさんのことに向き合ってきた体と心を、
一度立ち止まって、感じ直してみる時期です。
- 「最近、どうだった?」と自分に聞いてあげる
- 湯船に浸かる、背伸びをする、眠る準備を丁寧にする
- 誰かに話してみる、自分の変化を言葉にしてみる
それだけでも、少し呼吸が深くなり、体がゆるんでくることがあります。
【6. 最後に】
症状が軽くても、重くても、そこにはちゃんと意味があります。
「こんなことぐらいで…」なんて思わないでください。
不調は、体からの優しいメッセージです。
気づいてくれてありがとう。
その一歩が、これからの毎日を変えていくきっかけになるかもしれません。
ずっとご不安を抱えたまま、
治療院探しに時間とお金をかけるのは
最後にしてほしい。
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自律神経失調症の
症例報告
アトピー性皮膚炎があり朝が起きられず、通学がしづらくなった例
1年ほど前よりアトピー性皮膚炎の治療をステロイド剤から漢方薬中心に変更。症状には変動があり、痒みが辛い時は眠れず起床できず、通学しづらい日が続いた。肘裏・膝裏・首回り・顔に皮膚症状。下肢の冷え。腰痛。