
こんにちは。寺嶋です!
今回はつわりについて取り扱っていきたいと思います。
■ こんなことないですか?
「妊娠初期のつわりがツラすぎる…」
「少しでも吐き気を楽にしたいけれど、薬はあまり飲みたくない…」
そんな妊婦さんの強い味方として、いま注目されているのが「鍼灸(しんきゅう)治療」です。
「妊婦に針やお灸って大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、実は国内外の研究でその効果がしっかり証明されています。今回は、つわりの原因である脳のセンサー「CTZ」の仕組みと、なぜ鍼灸が効果的なのか、そして妊婦さんが知っておくべき「ツボの秘密」をわかりやすく解説します!
■ つわりの原因?脳のセンサー「CTZ」ってなに?
つわりのあの独特な吐き気、実は「胃」ではなく「脳」から始まっているのをご存知ですか?
私たちの脳の延髄(えんずい)という部分には、「CTZ(化学受容器引き金帯)」という場所があります。これは一言でいうと、【血液の中の異物をパトロールするセンサー】です。
1 妊娠すると、お腹の赤ちゃん(胎盤)から「GDF15」や「hCG」といったホルモンが急激に分泌されます。
2 脳のセンサー(CTZ)が、この急激なホルモンの変化を「異常事態だ!」と感知します。
3 センサーがすぐ隣にある「嘔吐中枢(おうとしゅうすう)」に指令を出し、強い吐き気を引き起こします。
つまり、つわりはママの体が新しい命を迎えるためにフル稼働している証拠。でも、このセンサーが過敏になりすぎると、本当にツラいですよね。
■ なぜ「鍼灸」がつわりに効くの?
薬に頼りたくない妊娠初期において、鍼灸治療は世界中で高く評価されています。
手首にある「内関(ないかん)」というツボを刺激すると、自律神経の乱れが整い、脳のCTZから嘔吐中枢へ送られる「吐き気シグナル」をブロックしてくれることが分かっています。
医療の先進的な研究(メタアナリシスなど)でも、「鍼灸をしたグループは、そうでないグループに比べて明らかに吐き気や嘔吐の回数が減った」というデータが出ており、副作用のない安全なケアとして広く勧められています。
■ 知っておきたい!妊婦さんの「OKなツボ」と「NGなツボ」
鍼灸はとても効果的ですが、妊娠初期には**「触ってはいけないツボ(禁鍼穴:きんしんけつ)」**というルールがあります。特に有名なのが以下のツボです。
❌ 妊娠初期はNGなツボ:『三陰交(さんいんこう)』『合谷(ごうこく)』
足の「三陰交」:内くるぶしの上にあるツボ。
手の「合谷」:親指と人差し指の付け根の間にあるツボ。
これらは東洋医学で「骨盤内の血流やエネルギーを激しく動かすツボ」とされています。現代の医学研究でも、これらのツボを強く刺激すると、子宮を収縮させるホルモン(オキシトシン)の分泌が促されることが分かっています。
※予定日を過ぎたときの陣痛促進には使われますが、初期は安全のため避けるのが鉄則です。
⭕ つわりにオススメなツボ:『内関(ないかん)』
手首の「内関」:手首の内側のしわから、指3本分ひじ側に進んだ、2本の筋の間。
ここをつわり治療の専門知識を持った鍼灸師に、優しく心地よい刺激で治療してもらうのがベストです。
■ まとめ:ツラいつわりは専門家に相談を
つわりは「病気じゃないから」「精神的なものだから」と我慢させられがちですが、最新の科学では「脳のセンサーとホルモンの関係」という明確なメカニズムが分かってきています。
「少しでも起き上がるのを楽にしたい」「食事を口にできるようになりたい」という方は、ぜひマタニティケアを得意とする専門の鍼灸院に相談してみてくださいね。適切なツボ選びで、ツラい時期を一緒に乗り越えましょう!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました☺️

