お悩み・自覚症状

ステロイド剤を用いて長年アトピー性皮膚炎の治療をしてきたが、1年ほど前よりステロイド剤から漢方薬中心の治療に切り替えた。症状には変動があり、痒みが辛い時は眠れず起床できず、通学しづらい日が続いた。肘裏・膝裏・首回り・顔に皮膚症状。下肢の冷え。腰痛。


(10代 男性)

施術内容と経過

主に上半身が熱く、下半身に冷えのある状況で、肩背部の硬さがあった。腰椎に突出した箇所があり、骨盤の高さに左右差が見られた。肘裏、膝裏、首周り、顔に皮膚症状がみられた。
主に接触鍼とてい鍼をもちい、腹部、四肢、背部、頭部のツボを用い、熱の不均衡を整えるとともに、背部の緊張緩和を図った。
体調を崩すと消化器症状がより出やすくなるため、関連する手足のツボを用い、刺入鍼も併用していった。
使用した主なツボ 右中とく 右下巨虚 たいしょう 玉しん 築賓
1回目の施術で、腰痛の軽減が見られ、楽になった感覚を得ていただけた。同様の方針で週1回の治療を続けたところ、生活サイクルが整い徐々に通学できる日が増えた。座る時間が長くなっても腰痛を気にする時間が軽減。
毎年冬にひどいしもやけができると聞き、施術と合わせて、養生として自宅施灸を実践していただいた。例年よりしもやけが楽だったとの声をいただいた。
現在は主に体調管理目的で、通院継続中。

使用した主なツボ 右中とく 右下巨虚 たいしょう 玉しん 築賓等

※施術の効果は個人差があります。