お悩み・自覚症状

ぞおちの胃の気持ち悪さ。時々痛み。胸のもやもや
2023年9月に子宮の手術をしたあと、気持ち悪さと胃の不快感が残っているのとのこと。気持ち悪さは少しずつ落ち着いたが胃の不快感はずっととれないまま。今まで普通にできていたことができなくなっていることが辛いし、この状態が続いたらどうしようという不安を持っていらっしゃいました。

(30代 女性)

施術内容と経過

◎施術
【初診】
顔色が悪く、胃の不調と気持ち悪さによって生活が180度変わってしまい、未来に対してもかなり不安を感じていらっしゃいました。
腹診をするとお腹がかなり張っていて、身体が緊張状態にずっとあることがわかりました。
最初から胃腸にアプローチというよりも自律神経を整えてからやったほうがよさそうだと思い、まずは自律神経を整えるような施術をしました。

【2診目】
1回目の後は眠くなったがそれ以外の変化はそんなに感じられずとのことでしたが、粘り強く、自律神経を整えることに集中しました。

【3診目】
やっとお腹の気持ち悪さは減ってきたが腹鳴が気になる。のと心下部、季肋部にピリピリするような感じと胸元のもやもやが気になるとのこと。
気滞の症状だと思ったので、肝を寫すように、気を巡らせることを意識して施術していきました。

【4診目】
腹の気持ち悪い感じは減ってきているような気もするとのこと。腹鳴はやはりつづいたまま。ささみは食べられるが、脂っこいお肉は不安で食べたいけど食べれていない状態でした。
熱を背中に感じたので4診目から吸角をいれていきました。

【5診目】
胃の不快感はだいぶ落ち着いた。ただ、げっぷや、胸のあたりのもやもやする感じは残っている。

【6診目~】
色々養生の効果もそうしてきて、ようやく体の力もご自身の中で抜けるようになってきた。
症状としてもかなり落ち着き、血色がよくなったのと、背中のできものの減った。


◎考察まとめ
ストレスが知らないうちに身体にたまり、力がはいるようになって、身体に熱がこもってしまっていた。
だからその熱をとりつつ、自律神経を整えたことによって症状が緩解したように思います。

◎よく使った経穴
太衝・合谷、中脘・関元・足三里・肝兪・脾兪・胃兪・腎兪

※施術の効果は個人差があります。

関連記事

「●●」「●●」に関連する症例をご紹介します。

夜勤があり生活のリズムが乱れ体の不調がでた症例
続きを見る

お仕事時間が不定期で夜勤もある。 仕事中にPC作業も多く、頚の痛みが慢性的に続いている。 生活のリズムが乱れたことにより、便秘や生理不順、頭痛もある。

首肩の慢性的な凝りからの突発性難聴と自律神経の乱れにより不眠、気分の落ち込みが改善した症例
続きを見る

2週間くらい前から自律神経の乱れによる、気分の落ち込みと不眠がある。頚肩周りの慢性的なコリもある。 1週間前から、右耳の突発性難聴も発症した。 頚肩周りの慢性的なコリもある。

アトピー性皮膚炎があり朝が起きられず、通学がしづらくなった例
続きを見る

1年ほど前よりアトピー性皮膚炎の治療をステロイド剤から漢方薬中心に変更。症状には変動があり、痒みが辛い時は眠れず起床できず、通学しづらい日が続いた。肘裏・膝裏・首回り・顔に皮膚症状。下肢の冷え。腰痛。

不妊症で3年以上悩んでいた方が妊娠された症例
続きを見る

不妊症 約3年以上、クリニックでタイミング療法を続けてきたが一向に妊娠に至らない。