お悩み・自覚症状

敏性腸症候群、ガス型。中学受験が終わって、小学校を卒業する直前でおかしいことに気づき、
中学入学後、体調のことで周りの友達にも色々言われるようになりより悪化。その時がピークで中2から先生に相談して座席とかを後ろの方にしてもらうようにしてなんとか学生時代を過ごし、社会人になった今でも症状はつづいているとのこと。
食事療法もしてみたが全然効果なし。漢方を3ヶ月ほど服用していて若干効果がありそうな感じはしているから、東洋医学の鍼灸も一緒に受けたら良さそうだと思い、鍼灸に来院

(20代 女性)

施術内容と経過

【治療】
○初診
かなり症状に悩まれていて、体が緊張している状態でした、
気滞の症状が多かったので、まずはその滞りをなくすように施術していきました。
鍼の刺激に敏感だったので、鍼のみでの治療を試みました。呼吸法をお伝えしました。

○2診目
ったその日はぽかぽかする感じだった。その次の日からはいつもとそんなに変わらず。
首、肩もこり易い。顎関節症も気になると告白があったので顎関節症の治療もプラスしていきました。

○3診目
ガスの溜まる感じが緩やかだった。驚きだったのが生理の変化。今まで月経血量が少なかったのが増えたのと、茶色くて塊っぽいのが多かったのが少し鮮血に近くなった。
いままで量も色も全然違くて驚いたとのこと。顎関節症は朝起きたときと夕方ごろが気になる。

○4診目
鍼が終わって数日はいいがそのあとが続かない。とくに鍼前になると戻る感じ。
会議とかが1時間くらいであることがある。外にいるときよりも会社にいるときのほうがお腹の調子が悪くなる感じがするとのこと。
ただ、ウエストのラインはいつもより細くなっていた。

○5診目
今週は結構お腹が張ることが多かったと。話を聞いていくと仕事でのプレッシャーもかなり大きく影響していそうだったので、話を聞いて、自律神経を整える治療をしていきました。

○6診目~
少しずつ自分の身体に目が向き始め、気づくと体に力が入っていることに気づけるようになった。
それからは少しずつ、気づいて抜くを意識できるようになり、ストレスの向き合い方も身についてきて、日中はだいぶお腹のことが気にならなくなったとのこと。
顎関節症に関してはほとんど痛みがなくなった。

【考察・まとめ】
鍼灸で血流を良くすることも大事ですが、しっかり傾聴し、本人がどう感じているのか、ストレスとどう向き合っているかに気づけるようにしたことでご本人が自分の身体に目が向くようになり、力を抜けるようになったことも大きな解決への道のりだったかと思います。
メンテナンスをしながらさらに無意識の中で力をぬけるようになってくるとより症状も改善していきそうだなと感じています。

※施術の効果は個人差があります。

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