
こんにちは。鍼灸院ひなたの髙木です。
最近、「足の小指だけがピリピリと痺れるんです」とご相談いただくことがありました。
「他の指は何ともないし、痛みもない。でも、ずっと小指だけが気になる…」
そんな症状、一見些細なことのように思えますが、実は身体からの大事なサインかもしれません。
🦶足の小指だけが痺れる…その原因は?
病院で検査をしても、「異常なし」「原因不明」と言われてしまうことも多いこの症状。
ですが、東洋医学や鍼灸では次のような視点から原因を探っていきます。
🧭 こんな生活習慣、思い当たりませんか?
• 長時間の立ち仕事やデスクワークで同じ姿勢が続いている
• 片足荷重や足をよく組むクセがある
• ヒールや幅の狭い靴をよく履く
• 寒さや冷えで足先がいつも冷たい
• 腰やお尻、ふくらはぎの張りを感じる
• 過去に捻挫や足のケガをしたことがある
このような日常の積み重ねが、足の小指に向かう神経や経絡の流れを滞らせてしまっていることがあります。
🌿 東洋医学からみた「小指の痺れ」
足の小指には「胆経」「膀胱経」「三焦経」といった経絡が通っています。
これらは腰〜お尻〜足へとつながっており、腰や仙骨周辺の緊張や不調が、足先の痺れとして現れることがあるんです。
また、小指は「末端」であり、身体の血行やエネルギー(気)の流れが滞ると、真っ先に影響を受けやすい場所でもあります
🪡鍼灸でできること
鍼灸では、症状が出ている小指だけでなく、全身のバランスを整える施術を行います。
• 腰や骨盤まわりの緊張を緩める
• 足の経絡(特に胆経や膀胱経)の流れを良くする
• 血流・神経の伝達を整え、自己回復力を引き出す
これによって、「そういえば気づいたら痺れが気にならなくなっていた」と感じていただける方も多いです。
🏡 ご自宅でできるセルフケア
- 足首をぐるぐる回す
• 冷え対策(靴下・湯船・お灸)をする
• 太衝(たいしょう)、崑崙(こんろん)などのお灸を試してみるのもおすすめです
※セルフお灸が初めての方は、使い方やツボの選び方をお伝えしますので、気軽にご相談くださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。