こんにちは。鍼灸院ひなたの髙木です。
ここ最近さらに寒くなりましたね。
体が冷えやすく、エネルギーを蓄える季節。東洋医学の視点からも、冬に適した食材を取り入れることで、体を内側から温め、健康を保つことができます。
今日は「冬に食べると良い食材」をご紹介します。ぜひ日々の食事に取り入れて、寒い季節を元気に乗り切りましょう!
冬は「腎」を補う季節
東洋医学では、冬は「腎(じん)」を養うことが重要だとされています。「腎」は生命エネルギーの源であり、骨や髪、成長、老化、免疫力とも深い関わりがあります。この「腎」を補うためには、以下のポイントを意識した食材選びが効果的です。
1.体を温める食材を摂る
2.塩味を含む食材で「腎」を補う
3.エネルギーを蓄える滋養のある食材を選ぶ
冬におすすめの食材
- 体を温める食材
寒い冬には、体を温める性質を持つ「温性」「熱性」の食材がおすすめです。これらは冷えの改善や血行促進に役立ちます。
•生姜(しょうが)
血行を良くし、冷え性改善に効果的。スープやお茶に加えると体がポカポカします。
•ねぎ
発汗を促し、風邪の初期症状にも良いとされています。鍋料理や味噌汁にぴったり。
•羊肉、鶏肉
エネルギーを補い、体を温める性質を持つため、冬場に最適。
- 塩味を含む食材
塩味の食材は「腎」に作用しやすく、冬の体を整えるのに役立ちます
•海藻類(昆布・わかめ・ひじき)ミネラルを補給し、腎を養います。スープやサラダに活用しましょう。
•味噌、醤油日本の発酵調味料は塩味を含み、体を温める効果も。味噌汁は手軽に取り入れられます。
- エネルギーを蓄える滋養のある食材
冬はエネルギーを消耗しやすい季節なので、滋養強壮に良い食材を摂ることが大切です。
•黒ごま、黒豆、黒きくらげ
東洋医学では「黒い食材」は腎を補うとされています。おやつや料理に加えると栄養満点。
•栗、くるみ
滋養に優れ、冬の弱った体を補強します。小腹が空いたときのおやつにおすすめ。
•山芋消化を助け、体力をつける効果があります。とろろや煮物で摂ると良いでしょう。
冬の食事で心がけたいこと
- 温かい食事を摂る
冷たい食べ物や飲み物は体を冷やしてしまいます。温かいスープや鍋料理を中心にすると良いでしょう。 - 腹八分目を心がける
冬はエネルギーを蓄える季節ですが、食べ過ぎは消化に負担をかけます。適量を守りましょう。 - 旬の食材を楽しむ
旬の食材にはその季節に必要な栄養がたっぷり含まれています。冬野菜(大根、白菜、かぼちゃなど)を積極的に取り入れてください。
健康な冬を過ごすために
冬は「腎」を養い、体を冷えから守ることで、春を健やかに迎える準備をする季節です。当院では、鍼灸治療を通じて冷えや免疫力の低下といった冬特有のお悩みをサポートしています。食事と鍼灸で、内側から健康を整え、この冬を元気に過ごしましょう!
ぜひ、今回ご紹介した食材を取り入れて、体の中から温まりながら冬を楽しんでくださいね!
最後まで読んでくださりありがとうございました。