
― 鍼灸を選んだすべての人が「選んでよかった」と思える未来へ ―
こんにちは、院長の山元です。
少し個人的な背景
鍼灸院ひなたを立ち上げた理由は、
ひとことで言うと
「鍼灸を選んでよかった」と思える未来をつくりたい
という想いからです。
この想いは、兄の存在と深く関係しています。
兄が見ていたもの
兄は小さい頃から、
心と身体に強い関心を持っていました。
なぜかは分かりませんが、
・医学書を読んでいた
・人の心の在り方に興味を持っていた
・鍼灸師になりたいと話していた
そんな記憶があります。
両親と一緒に通っていた鍼灸整骨院の先生に憧れ、
「この先生のもとで修行する」と話していたこともありました。
途切れてしまった未来
しかし、兄は中学3年生で白血病を患いました。
強い副作用のある治療を受けながら、
身体を引きずるようにして夜間定時制の高校へ通う姿を、今でも覚えています。
高校卒業のタイミングで、
ようやく骨髄移植のドナーが見つかりました。
家族で「これで鍼灸師になれるね」と話しながら、
希望を持って臨んだ移植でした。
ですが、
新しい免疫は定着せず、
兄は道半ばで他界しました。
引き継がれた想い
兄の意識がなくなり、ICUで過ごした最後の時間。
その中で、母から
「鍼灸師になれば?」
と声をかけられたことがきっかけで、
専門学校の受験を決めました。
そして、
兄が亡くなったその日の朝、
合格通知が届きました。
兄が、24時間だけ実家に帰ることができた日でした。
この道を選んだ意味
正直なところ、
兄とは喧嘩別れでした。
だからこそ、
鍼灸師という職業が、
今も兄とのつながりであり続けています。
そして思いました。
もし兄が生きていたとして、
今の鍼灸業界で
本当に生きていけただろうか。
鍼灸業界の現実
・受療率は国民の約4%
・長時間労働が当たり前
・鍼灸一本で成り立つ院は少ない
この現実の中で、
兄が鍼灸師として
誇りを持って生きていける未来が想像できなかった。
それは、どうしても受け入れられませんでした。
だからこそ決めたこと
鍼灸を選んだ時点で、
それが「正解になる業界」にしたい
そう思いました。
鍼灸の本質
鍼灸は、単なる施術ではありません。
東洋医学として、
3000年の歴史の中で
・人はどうすれば健康になるのか
・どう生きることが幸せなのか
・自然とは何か
そういった問いに向き合い続けてきた医療です。
私たちが目指していること
鍼灸院ひなたでは、
ただ症状を改善するだけでなく、
その人の人生そのものに関わる医療
を目指しています。
・身体だけでなく心を見る
・バランスとリズムを整える
・自己治癒力を引き出す
そして何より、
「あなたには価値がある」と伝えること
医療としての覚悟
医療に100%はありません。
だからこそ、
誠実に向き合うこと。
医は仁術なり。
仁を貫いたとき、
まれに奇跡のようなことが起こることがあります。
鍼灸師という存在
これからの時代、
鍼灸師は
地域で一番身近な医療従事者
になると考えています。
情報があふれる中で、
本当に頼れる存在は、
誠実に医療と向き合っている人です。
私たちの願い
社会の中には、
「自分には価値がない」と感じている人がいます。
その感覚を書き換えたい。
鍼灸を通して、
・自分に生まれてよかった
・ここに来てよかった
そう思ってもらえる体験を届けたい。
まとめ
鍼灸院ひなたは、
兄の想いから始まりました。
そして今は、
その想いを社会に広げていく場所になっています。
本日もお読みいただきありがとうございました

