
感謝から始まる新しい一年
今月、誕生日を迎えました。 歳を重ねるごとに感じるのは、今の自分がこうして臨床の場に立っていられるのは、決して自分一人の力ではないという、周囲への深い感謝です。
現在、鍼灸師として臨床に立ち、ひなたで志を同じくする仲間に恵まれて働けていること。
毎日、患者様の人生に関わらせていただけるこの環境は、決して当たり前のものではないなと感じています。
夢の転換点:学校の先生から鍼灸師へ
実は私、高校生になるまではずっと「学校の先生」になるのが夢でした。大学進学を見据えて勉強に励み、進路もそのつもりで進めていました。
しかし、いざ人生の大きな選択を迫られたとき、ふと自分の心に問いかけました。 「私が本当にやりたいこと、一生をかけて情熱を注げることは何だろう?」
その時、脳裏に浮かんだのは、バレーボールに打ち込んでいた学生時代の景色でした。 幸い大きな怪我はなかったものの練習によって疲れた身体のメンテナンス、いつも親身にそして味方でいてくれた接骨院の先生。痛みを取るだけでなく、沈んでいた心まで前向きにしてくれたあの場所。
「私も、誰かにとっての『第二のホーム』のような場所を作りたい。心と身体の両面を支える存在になりたい」
その想いが溢れ、進路を180度転換。大学進学ではなく、鍼灸の専門学校へ行くことを決めました。
両親との葛藤と、今の私を支えるもの
当然、それまで大学進学を信じて疑わなかった両親は、最初は反対でした。将来への不安や、娘を想うからこその衝突もありました。
それでも、私の覚悟を何度も伝え、対話を重ねる中で、最終的には「自分が決めた道なら」と、全力で応援してくれるようになったのです。あの時、両親が私の意志を尊重し、信じてくれたからこそ、今、鍼灸師の私が存在します。
感謝をカタチに:ホテルのランチで伝えた想い
そんな紆余曲折を経て、今、私は大好きな環境で、尊敬する仲間と共に働くことができています。 この命、この環境、そして何より、反対を乗り越えて私を信じ続けてくれている両親。
誕生日という節目に、その感謝をどうしても「カタチ」にして伝えたくて、先日両親をホテルのランチへ招待しました。
普段は忙しさに紛れてなかなか言えない「ありがとう」の言葉。 おいしい食事を囲みながら、昔の話や今の仕事の話をゆっくりとすることができました。喜んでくれる両親の顔を見て、改めて「この道を選んで本当によかった、そしてこの両親の元に生まれてよかった」と、温かい気持ちになりました。
第二のホームを目指して
私が目指すのは、技術が優れているだけでなく、患者様にとって「ここに来れば安心できる」と思えるような、温かいホームのような場所です。
また患者さんだけでなく、これから入ってくる後輩の鍼灸師の子たちが仕事にやりがいを持ち、鍼灸師になって良かった、ひなたに入社して良かった、と思ってもらえる環境を作っていける自分になっていきたいと思っています。
感謝の想いを胸に、新しい一年も、目の前の患者様お一人おひとりの人生に寄り添い、全力でサポートして参ります。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!

