お悩み・自覚症状
ここ1年くらい耳の違和感を感じるときがあり、放置していたがここ最近ずっと続いていて休んでも良くならない。
腰痛の方は慢性的ではあるが、資格の勉強を始め座っている時間が長くなり痛む頻度と痛みが強くなってきた。
今のところ特別生活に支障はないが、耳・腰ともに気になることが多い。
(20代 男性)
施術内容と経過
初診
問診時に、腰は座っているのが辛く動かし始めると楽になることが多いとのこと。
動きを診ていくと、後屈の動きで痛みと運動制限がみられた。
耳は左のみで、右は異常なし。耳鳴りもたまにするときがあり、閉塞感が常にあるとのこと。
頚肩周りに筋肉の硬さがあるが、本人は凝る感じや痛みを感じていないという。
夜寝れない日もあり、不眠ぎみ。
治療
まず、腰の後屈時の痛みと動きを良くするためにうつ伏せで腰を触診し、足のツボに刺鍼。
その後、動きを確認してもらうと痛みと動きの改善がみられた。
次に、仰向けで腹診に合わせてツボを選び刺鍼。耳の内側に血液を送るように手のツボを使った。
最後に、うつ伏せになってもらい背部の調整を行い治療は終了。
治療後、腰の感じはとても良く痛みも動きも良くなった。
耳は、頚肩周りの筋肉を緩め血液の流れを良くしたことにより、治療前より違和感が少なく詰まる感じが浅くなったとのことだった。
2診目
前回の治療から間隔が空いた為、腰の痛みは少し戻ってきた。睡眠はとれる日が増えてきていて、寝れたらスッキリと起きれるとのこと。
耳は良い日と悪い日の波がある状態になっているという。全体的に詰まる感じが浅くなり、良くなってきている感じがしているとのこと。
腰を診ていくと、動きの痛みはないが全体的に重だるい感じとのこと。
治療
仰向けで腹診の反応を診てツボを選び治療。耳の治療として今回も手のツボを使用。
うつ伏せで背部の調整を行った。
治療後、腰の重さの消失を確認。今回は耳にすぐ変化はでなかったが、首周りの筋肉の緩和を確認することができた。
3診目
腰はまだ若干の残っている感じがあり、強い痛みはないとのこと。
耳は浅いところで塞がれている感じがある。波はなくなり、気にならない日も増えてきているとのことだった。
腰の動きを診ていくと右の側屈時に右腰に痛みがでることが分かった。
睡眠はほとんど寝れていて、たまに眠りが浅いと感じる日がある。
治療
足のツボを使用して腰の動きと痛みを改善。
その後は前回と同様に治療を行った。
治療後、腰の痛みは消失し耳の塞がっている感じと違和感はほとんどなくなっていった。
この症例の場合、仕事学業の両立による疲れを睡眠んが上手く取れていないことから自立心毛が乱れ、疲れや筋肉の緊張が取れずに、耳・腰に影響を及ぼしたと考えられる。
治療により、筋肉の緊張の緩和とリラックスしたことにより、睡眠ができるようになり回復を早めたと考えられる。
まだ完全に腰も耳も良くなったわけだはないので、これからもお身体の状態をみながら治療をすすめていく。
主に使用したツボ:合谷、養老、玉天、玉陽、膀胱兪、築賓
※施術の効果は個人差があります。
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