お悩み・自覚症状
以前にもギックリ腰になったことがあるが、今回は以前よりも痛みが強く歩くのも辛い。
お仕事をしていて物を移動させようと屈んだ際に痛めてしまった。元々腰は張っていると思っていた。
体を使うお仕事をしているので、明日も動かせないとお仕事ができない。
腰の痛みは常にあり、動かすたびに痛みがくる。
（40代 女性）
施術内容と経過
・初診
問診時に体の状況と問題になっていることなどを聞いていった。
検査
腰は動きは制限がある。特に後屈時に痛みと制限がある。
股関節の動きは左股関節の屈曲時に制限と痛みが誘発された。
治療
腰と股関節の動きと痛みを診て判断し、足のツボに鍼をし腰の筋肉を緩めていった。
次に腰の痛みは残っていたので下腿のツボを使用した。
最後にうつ伏せで治療して終了。
治療後、後屈はできるようになったが痛みは伴うが歩くことは可能になった。
2診目
お仕事はすることができた。歩くことは問題なく歩けるが股関節を内側に持って行こうとすると痛みがある。
まだ腰の痛みを日常的に感じる。
検査
股関節の内旋時に痛みがある
仰向けでの腰の動きをみた際にも痛みがあった。
治療
仰向けで下腿のツボを使用した。刺鍼後、股関節の動きでの痛みは軽減した。
臀部を緩める鍼をてのツボにした。
最後に腰の方に浅く刺鍼し終了。
治療後、内旋の動きと仰向けの検査での痛みはなくなった。
3診目
だいぶ腰の痛みを感じずに生活できている。
たまーにお仕事で複雑な動きをして際に痛みと詰まりを股関節に感じる時がある。
治療
足の背面のツボを使用。
他は同様に治療をしていった。
4診目
複雑な動きをしても痛みと詰まりを感じることはなかった。
生活での痛みもなく調子がとても良い。
治療は腰と股関節の動きと鍼をしての反応を見ながら治療していった。
治療後動きも以前と同様に動かせて詰まりや痛みを感じることはなかった。
4診目以降3回ほどメンテナンスとしての治療をして終了した。
考察：ギックリ腰で来院され、どの動きが問題になっているのか、痛みはどのように出ているのかを問診時にお聞きした。
そのことから腰だけでなく股関節の動きを見た方がいいと判断して、腰と股関節の動きをみていった。
股関節の動きは屈曲と内旋に制限があり、腰は後屈時に制限と痛みが強かった。
腸腰筋と腰椎下部、腰椎の治療をしていくと動きと痛みが引いていった。
臀部の張りからもきていることが2診目でわかり、治療していったことにより大きく改善に近づくことができた。
その後の3、4診目の治療で動きの調整を行い改善に至った。
主に使用したツボ：中腰 養老 玉天 豊隆
※施術の効果は個人差があります。
