
― 特別なことより、まず“老化を進めにくい身体環境”をつくる ―
こんにちは、院長の山元です。
卵子の質をあげるには
「卵子の質を上げたい」と考えたとき、みなさんは何が思いつきますか?
なにも思いつかないという方もいれば、サプリメントなどの対策に意識が向きやすいかもしれません。
もちろん、栄養管理や医療的サポートも大切です。
当院ではまず土台として大切なのは
卵子に負担をかける環境を減らしていくこと
だと考えています。活性酸素が関係しています。
卵子の質の低下とは何が起きているのか
卵子の質という言葉はよく使われますが、
医学的にはとても複雑な概念です。
その一つとして考えられているのが、
細胞の老化です。
卵子も細胞ですので、
・DNAの損傷
・ミトコンドリア機能の低下
・酸化ストレス
などの影響を受ける可能性があります。
活性酸素と老化の関係
ここで関係してくるのが
活性酸素です。
活性酸素は、
身体の代謝の中で自然に生じるものですが、
増えすぎると細胞にダメージを与えることがあります。
DNAを傷つける可能性があり、
これが老化現象の一因とされています。
卵子の質の低下を考えるときも、
この酸化ストレスは無視できません。
なぜ活性酸素が増えるのか
活性酸素は、
・強いストレス
・慢性的な疲労
・睡眠不足
・炎症
・血流不良
などによって増えやすくなるとされています。
つまり、
日々の生活の中で
卵子に負担がかかっているケースは少なくありません。
サーチュイン遺伝子の話
近年、
若返り遺伝子として
サーチュイン遺伝子が注目されています。
これは細胞修復や代謝調整に関係するとされ、
ファスティング(断食)などで活性化が示唆されています。
ただし、
イベント的に取り入れること以上に、
日常の疲労管理の方が大切
だと考えています。
睡眠の質はとても重要です
卵子の環境を整える上で、
特に意識したいのが睡眠です。
睡眠中には、
身体の修復に関わる
成長ホルモンが分泌されます。
この働きが、
疲労回復や細胞修復を支えています。
就寝時間も意識したい理由
成長ホルモンの分泌を考えると、
できるだけ
深い睡眠に入りやすい時間帯を整えることが大切です。
生活リズムには個人差がありますが、
当院では一つの目安として、
なるべく日付が変わる頃までには眠れている状態
をおすすめしています。
普段のストレス管理こそ大切
妊活では、
採卵前や移植前だけ頑張る方も多いです。
もちろん、その時期の調整も重要です。
ただ、
身体は日々の積み重ねで作られています。
だからこそ、
・疲れを溜めすぎない
・睡眠を整える
・呼吸を深くする
・身体を冷やしすぎない
こうした日常の管理が、
結果として土台になります。
まとめ
卵子の質を考えるとき、
特別なことを探したくなる気持ちもあると思います。
ですが、
まず大切なのは
老化を進めにくい身体環境を整えること。
・疲労管理
・ストレス管理
・睡眠の質
こうした土台づくりが、
未来につながっていくと考えています。
焦らず、
身体の回復力を育てていきましょう。
いつもお読みいただきありがとうございます。

