みなさん、こんにちは。 鍼灸院ひなたの寺嶋です。

最近、バレーボール男子日本代表の試合をご覧になりましたか?

今13連勝中の全日本男子の試合が本当にかっこいい。

目を見張るような速さのバックアタックや、息をのむスーパープレーの数々。大人気漫画『ハイキュー!!』の世界がそのまま現実になったかのような熱狂に、私もテレビの前で胸を熱くしています。

でも、私が何よりも心を揺さぶられるのは、華やかなプレーの裏にある「泥臭い一球への執着」なんです。

どれほど厳しいボールであってもコートに飛び込み、床に膝や肘をすりつけながら必死に繋ぐ。 顔を歪ませながらも仲間を信じてボールを追いかける姿。 その根底にあるのは、どこまでも泥臭く、青臭いほどの「本気」なんですよね。

大人になると、どこか要領よくスマートにこなすことが良しとされる場面も増えてきます。 でも、やっぱり私は思うんです。 「泥臭く泥まみれになりながら、何かに本気で向き合っている人は、やっぱり一番かっこいい」と。

代表選手たちのその姿を見ていると、どうしても自分の高校時代のバレーボール部の日々が思い出されます。

私の高校時代は、決してスマートなものではありませんでした。

毎日体育館の床を滑っては膝に擦り傷を作り、汗とほこりにまみれながらボールを追いかける日々。 「もう無理かもしれない」と思うような苦しい練習のときも、声を出して、泥臭くコートにしがみついていました。

要領よく器用にこなすことなんて出来なかったけれど、あの頃、体育館で本気でボールを追っていた仲間たちの顔は、間違いなく輝いていて、本当にかっこよかった。 そして何より、自分自身も「何かに本気になれている」という時間が何よりの誇りでした。

けれど、本気で身体を動かし、限界まで打ち込むからこそ、悲鳴を上げてしまうのが「身体」です。

思うように動かない身体、大切な大会の前の怪我、練習に参加できずコートの外から仲間を見る悔しさ――。 泥臭く頑張りたいのに、頑張ることすら許されないもどかしさを、私自身も何度も経験しました。

そんなときに私を救ってくれたのが、接骨院の先生との出会いでした。

毎日走り込んで、ジャンプしてへとへとな身体と、プレッシャーに対する緊張、第二のホームのような存在でいてくれた接骨院の先生達。

私は進路を決める時にそんな先生達の姿を思い出しました。

「本気で生きている人、泥臭く頑張っている人を、今度は私が身体の側から支えられる人間になりたい」

それが、私が鍼灸師という道を選んだ、一番のルーツ(原点)でした。

あれから月日が流れ、私は今、こうして鍼灸師として目の前の患者さんの心と身体に向き合っています。

部活動で限界まで頑張っている学生さん。 ご家族や仕事のために毎日汗を流しているお父さんお母さん。 日々何かしらご自身の目標に向かってチャレンジし続けている方。

ひなたに来てくださる患者さんはみなさん、それぞれの人生というコートで「本気」で戦っていらっしゃると思います。

本気に生きているからこそ、身体はコリや痛みとなって疲れを教えてくれますし、時には壁にぶつかって心まで折れそうになってしまうこともあります。

そんな頑張っている皆さんの力になりたい。 あの日、自分が鍼灸に救われたように、今度は私がその頑張りを一番近くで温かく支える存在でありたいと思っています。

あの頃の自分に胸を張れるよう、私も今日という日を本気で、そして温かい手で患者さんのお体に寄り添っていきたいと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆さまの毎日が、あたたかく素晴らしいものとなりますように。