
こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!
2月になり寒波により寒い日が続いていますが、皆さんは体調はいかがでしょうか?
今日は「肺」の働きと、東洋医学的に見た肺の不調についてお話しします。
肺は呼吸だけじゃない?
東洋医学では、肺には「気(エネルギー)や水分を体の内外に巡らせる」という重要な働きがあります。例えば…
• 「宣発(せんぱつ)」:体の内側の気や水分を外へ送る(汗や呼気)。
• 「粛降(しゅくこう)」:新鮮な空気を体内に取り込み、水分を腎へ送る(吸気)。
この働きが乱れると、「呼吸が浅くなる」「風邪をひきやすい」「乾燥肌やアトピーが悪化する」といった症状が現れることがあります。
肺が弱ると起こる症状
肺は「皮膚」とも深い関係があり、気や水分がうまく巡らないと、お肌が乾燥しやすくなります。また、肺と大腸はつながりがあるため、便秘や下痢といった消化器症状も出やすくなります。
さらに、悲しみや憂うつな気持ちが続くと、肺の働きを低下させるとも言われています。「気分が落ち込むと息苦しくなる」のは、その影響かもしれません。
鍼灸で肺のバランスを整える
鍼灸では、呼吸の浅さや風邪の予防、乾燥肌の改善を目指し、肺の働きを整えるツボに刺激を与えます。例えば…
• 尺沢(しゃくたく):肺の気を巡らせる
• 合谷(ごうこく):風邪の予防や免疫力アップにまた、肺はデリケートな臓腑ですが、気の流れと関わるため、鍼灸の刺激に対して比較的早く反応しやすいのも特徴です。
日常でできる「肺」のケア
肺を元気に保つために、以下の習慣を取り入れてみてください。
▫️ 深呼吸を意識する(特にゆっくり吐くことを意識)
▫️ 乾燥を防ぐ(加湿や適度な水分補給を)
▫️ 辛いものや油っこいものを控える(湿邪をためない)
▫️ 朝の軽い運動で肺を活性化(ウォーキングやストレッチ)
季節の変わり目は、肺が影響を受けやすい時期。東洋医学の知恵を活かして、元気に過ごしましょう!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😆