こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!

最近、「なんだか疲れやすい」「冷えが気になる」「白髪が増えてきた…」と感じていませんか?これらの不調、実は東洋医学でいう『腎』の働きの低下が関係しているかもしれません。

今日は、腎の役割と、鍼灸でどのようにケアできるのかをご紹介します。

東洋医学における「腎」とは?

腎は、単なる「腎臓」ではなく、生命エネルギーを蓄える重要な臓腑とされています。主な役割は次の3つです。

① 精を蓄える(蔵精) → 体の成長・発育・生殖を司る

② 水分代謝を調整する(主水) → むくみや尿の排泄を管理

③ 呼吸をサポートする(納気) → 深く息を吸うのを助ける

腎がしっかり働いていると、元気がみなぎり、体も温かく、若々しく過ごせるのですが、腎が弱ると次のような不調が現れます。

腎の働きが低下すると

▫️ 冷えやすくなる(特に足腰の冷え)

▫️ 疲れやすい・気力がわかない

▫️ 白髪や脱毛が増える

▫️ 耳鳴りや聴力の低下

▫️ 足腰がだるい・膝が痛む

▫️ 頻尿や夜間尿が増える

▫️ 息切れしやすくなる

これらの症状が続く場合、腎の働きを高めるケアが必要です。

鍼灸で腎を元気に!どんな効果があるの?

鍼灸では、「腎を補うツボ」を刺激することで、腎の機能を高めるお手伝いができます。

例えば、次のようなツボが有名です。

・ 太谿(たいけい) … 足の内くるぶしの近く。腎を温め、冷えや疲れに効果的。

 ・腎兪(じんゆ) … 腰にあるツボ。腎の働きを高め、足腰のだるさや疲れを和らげる。

 ・関元(かんげん) … おへそから指4本分下。体を温め、エネルギーを補充する。

当院では、お一人おひとりの体質に合わせて、適切なツボを選びながら施術を行います。

⚫︎日常生活でできる腎の養生(セルフケア)法

腎の働きを保つには、日々の生活習慣も大切です。簡単にできるセルフケアを紹介します。

🍙 腎を養う食べ物を取り入れる

→ 黒ゴマ・黒豆・ひじき・クルミ・山芋・海藻類など

🛁 お風呂でしっかり体を温める

→ 38~40℃のお湯にゆっくり浸かりましょう。

🧦 足首・お腹を冷やさない

→ 寒い日は靴下や腹巻きを活用!足湯もおすすめです!

🛏 しっかり睡眠をとる

→ 夜更かしは腎を消耗させるので、早めの就寝を心がけましょう。

腎を元気にして、健やかな毎日を!

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました😁