こんにちは。鍼灸師の寺嶋です☺️

この2週間はアートに触れる機会が多く、いろいろ思ったこと、感じたことがあるので共有してみたいと思います。

最近私は浮世絵展、清澄白河の現代美術館で開催している坂本龍一展、長坂真護さんのアトリエに行ってきました!!!

どの展示会もいろいろ学ぶことがあり面白かったです。

最近読んでいた本に、潜在意識の全体性という言葉が書かれていて、それは何かっていうと潜在意識の中で例えば、仕事での成功をしたいときに仕事だけ頑張るんじゃなくて、家族を大切にしてみたり、自分の趣味を大切にしてみることで気づいたら仕事の成功もしているよね、という話でした。

私も人生を全般で見た時に最近アートとか他の世界に触れる時間を作れていなかったな、と思い、その時間を作る2週間を過ごしてみました。

浮世絵展では日本人が景色を見たりして美しいなと感じたりする審美眼を持っていることやそれをうまく表現していて日本の文化の素晴らしさを感じましたし、浮世絵はウキウキする世の中にしたいという想いから生まれてきたものであったり、日本人が書いた浮世絵がかの有名なゴッホに影響を与えていたり、昔からの日本人の才能や、助け合いの精神でやってきた日本人の素晴らしさに心を打たれ、鍼灸も浮世絵のように後世へ届けたいという気持ちが強くなりました。

坂本龍一展では、目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出し、坂本龍一が追求し続けた「音を空間に設置する」という芸術的挑戦と、「時間とは何か」という深い問いかけが、時代や空間を超えて、私たちに新たな視座をもたらし、創造と体験を届けてくれているようでした。

長坂さんのアトリエ見学では長坂さんが深い思考力と肯定的な解釈を持って過ごされてきたことや、ガーナでの現地の人の暮らしに触れ、何ができるのか?どうしたら格差はなくなるんだろうか?と芸術家として社会問題や、環境問題に向き合われてきたお話をききながら作品を見ることですごく思考力を高めることや解釈力を高めることへの重要性を感じ、大変学びになりました。

ガーナには先進国の消費社会が作った電子機器のゴミ捨て場がある。
そこでは毎日生きることに必死なガーナーの人々がいる。
日本ではありえないような暮らしをしている人々がいる。
学ぶことすらままならず、大人になった人たちもたくさんいる。

でもだからこそそこに住む人々の強みがあって、家族だけでなく、ご近所さんも手を取りながら生きていたり、毎日全力で生きるから余計な悩みはなく、むしろ人生の終わりを考えているからこそいろいろなことを大切にされている、従来の日本の人たちも同じような生活をしていたのではないかと思います。

助け合いの文化や、あるものに目を向けている人たちの目はキラキラして見えました。
現代の日本では情報が飛び交いすぎるが故に人と比べ、孤立し、しんどい思いをしている人も多いのではないかと思います。

長坂さんの作品や映画、お話に触れて、自分たちは本当に幸せであること、その幸せを当たり前と思ってはいけないなとすごく感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私ももっと鍼灸を通して目の前の方を幸せにできる鍼灸師になりたいと改めて思いました。

皆さんもあるものに目を向け続けてより良い時間を過ごしていきましょうね☺️

本日も最後までお読みいただきありがとうございました🙇‍♀️