こんにちは。
鍼灸院ひなたの髙木です。

男性なのに冷え性」「昔より代謝が落ちた」「手足がいつも冷たい
そんなお悩みを抱えている方が、近年とても増えています。
冷えや代謝の低下は女性特有のものと思われがちですが、実は男性にも多いのです。
その背景には、ストレス・食生活・運動不足・自律神経の乱れが深く関係しています。

東洋医学から見る「男性冷え性」

東洋医学では、体のエネルギー源を「気・血・水」で考えます。
男性の冷え性は、以下のようなタイプに分けられます。
気虚タイプ(エネルギー不足)
 → 疲れやすい・やる気が出ない・胃腸が弱い・寝汗が出る
 → 原因:ストレス過多・食事の乱れ・過労
血虚タイプ(血の不足)
 → 顔色が悪い・爪が割れやすい・抜け毛が多い
 → 原因:栄養吸収力の低下、冷たい飲食の摂りすぎ
陽虚タイプ(体の熱産生が弱い)
 → 常に手足が冷たい・朝起きるのがつらい・むくみやすい
 → 原因:過度な冷却・慢性的な内臓疲労・ホルモン低下

東洋医学では、こうした冷えの根本原因を整えることで、代謝や免疫力を取り戻すことができます。

代医学的に見ると?

代謝が落ちて冷えやすくなる要因は、
筋肉量の減少
ホルモン(特にテストステロン)低下
交感神経の過緊張
内臓の血流低下
が挙げられます。

現代男性はデスクワークやストレスで交感神経が優位になりやすく、
体が「戦うモード」のまま休めない状態に。
結果、血流が末端に届かず、手足が冷えるのです。

灸でできるサポート

鍼灸では、全身の血流と自律神経のバランスを整えることで、
「代謝の土台」をつくっていきます。

特におすすめのアプローチは以下の通りです:
• 胃腸を温めるツボ(中脘・足三里)
• 自律神経を整えるツボ(内関・神門)
• 腎を補うツボ(腎兪・太渓)

これらを用いることで、内臓から温まり、自然と手足の血流も改善していきます。

「冷え性=女性の悩み」ではありません。
体の冷えは、心身のSOSです。
特に男性の場合、「頑張りすぎ」「無理を続けている」サインであることが多いです。

代謝を上げたい、冷えを根本から改善したい方は、
一度、ひなたで“内側のバランス”を整えてみませんか?
体の芯から温まる心地よさを、ぜひ体感してください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。