【はじめに】

こんにちは。鍼灸師の寺嶋です!
「朝になると立ち上がれない」「学校に行きたくても体がついてこない」
そんなお悩み、もしかすると起立性調節障害(OD)かもしれません。
病院ではなかなか良くならなかった…という方に、鍼灸という新しい選択肢をご紹介します。

【起立性調節障害ってなに?】
自律神経の働きがうまくいかず、立ち上がったときに血圧や心拍の調整ができなくなる状態です。
子どもや思春期によく見られますが、大人にも起こることがあります。
主な症状:
 ☑ 朝起きられない
 ☑ めまい、立ちくらみ
 ☑ 動悸、倦怠感
 ☑ 頭痛、腹痛、吐き気

【なぜつらくなるの?】
人の体は、立ち上がった時に血液が重力で足元に下がるのを防ぐため、自律神経が血管を引き締めたり心拍を増やしたりして対応しています。
でも、ODの方はこの調整がうまくいかないため、脳への血流が一時的に減ってしまい、症状が出るのです。

【鍼灸はどう効くの?】
最新の研究や症例報告によると、鍼灸には以下のような効果があります:
自律神経のバランスを整える
 → 心拍や血圧の安定につながります
血流をよくして、全身の循環を改善
 → 脳への血流がスムーズになり、立ちくらみや倦怠感が軽くなります
リラックス効果でストレスをやわらげる
 → 精神的な不調ともつながっているODには、心のサポートも大切

使用するツボの一例:
百会(ひゃくえ)…頭のてっぺん。自律神経の調整
内関(ないかん)…前腕。動悸や不安に効果的
足三里(あしさんり)…胃腸・全身調整
三陰交(さんいんこう)…女性ホルモンのバランスにも関係

鍼灸は薬ではありません。
副作用も少なく、体の自己治癒力を高める療法です。
「薬を増やしたくない」「自然な方法で整えたい」という方にぴったりです。

起立性調節障害は「怠け」ではありません。
体の中でうまくいっていないバランスを、やさしく整えていくことが必要です。
その一つの方法として、鍼灸を試してみませんか?

当院では、起立性調節障害に悩む方に寄り添った鍼灸治療を行っています。
お気軽にご相談ください🙇‍♀️