「心臓が急にバクバクする」
「息ができない気がして、怖くなる」
「発作が来たらどうしよう…その不安がずっとつきまとう」

パニック症に悩む方は、日常生活のなかに“見えない地雷”を抱えているような感覚で生きています。
電車やエレベーター、人混み、会議室、病院の待合室、スーパーのレジ…
どこで、いつ“また発作が起こるかもしれない”という不安は、誰にも理解されにくい苦しさです。


「異常なし」でも、確かに起こっている

パニック症の発作は、急激な動悸、息切れ、めまい、発汗、手足の震え、胸の圧迫感などを伴いながら、数分〜十数分でピークを迎えることが多いとされます。

病院で検査をしても「異常はありません」と言われることが多く、
かえって「気のせいなのかな」「もう治らないのかな」と感じてしまう人もいます。

でもそれは、「身体が無意識に危険を感じて反応している」だけなのです。


自律神経が関係している

パニック症の発作は、自律神経のうち“交感神経”が過剰に働いている状態と考えられています。
体が常に「緊急事態」に備えてしまっているようなもの。

問題は、その緊張状態が“頭ではわかっていても止められない”という点です。

呼吸は浅くなり、筋肉はこわばり、脳は興奮状態に。
その結果、発作が起きやすい土台ができてしまいます。


鍼灸ができること

鍼灸は、自律神経のバランスを整えることに長けた治療法です。

  • 交感神経優位な状態を、副交感神経とのバランスに戻す
  • 呼吸を深める
  • 首や肩の緊張をゆるめる
  • 内臓の働きを穏やかにする
    など、身体から“落ち着ける状態”をつくっていくことが可能です。

また、東洋医学ではこの状態を「気が上がる」「気が乱れる」と表現します。
整動鍼では、体の“連動”に着目して、身体のズレや偏りを整えることで、神経の過敏さを静めていく独自のアプローチを行います。


「治す」よりも「戻る力を育てる」

鍼灸院ひなたでは、発作を「ただ止める」のではなく、
**「発作が起きにくい身体づくり」「起きてもすぐに戻れる身体づくり」**を大切にしています。

発作そのものは一時的なものですが、
「また起こるかもしれない」という**“予期不安”こそが、本当のつらさ**です。

だからこそ私たちは、

  • 呼吸を深くすること
  • 自分の身体感覚を取り戻すこと
  • 自分に合ったリズムを整えていくこと
    を一緒に目指していきます。

最後に:希望を持ってもらいたい

パニック症は、「心の問題」と決めつけられがちですが、
体の反応からの理由がちゃんとあります。

薬だけじゃない選択肢があることを、
“治す”だけでなく“整える”という視点があることを、
知っていただけたら嬉しいです。

あなたの体は、変わる力を持っています。
少しずつでいい。落ち着ける自分を、一緒に取り戻していきましょう。

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