こんにちは、鍼灸院ひなたの髙木です。
先日「不妊症と中医家伝鍼灸」というセミナーに参加してきました。
とても深い学びを得ることができ、こうして勉強の機会をいただけたことに心から感謝しています。

不妊症と鍼灸の関わり

セミナーの中で印象的だったのは、「不妊症は病気そのものではなく、体の機能のバランスが崩れていることが多い」という考え方です。

そのため、「症状がある・ない」だけで判断するのではなく、
•月経周期
•基礎体温
•おりものの変化
など、毎月の小さなサインを丁寧に見ていくことが大切だと学びました。

これらはまさに、身体が教えてくれる“メッセージ”です。

鍼灸でできるサポート

鍼灸では「ホルモンのリズムに合わせた施術」を行うことで、妊娠しやすい体づくりをサポートできます。

例えば…

•月経期:古い血を巡らせ、新しい血を生み出す準備
•排卵期:気の流れを整え、排卵をスムーズにする
•黄体期:体を温め、着床を助ける

このように、体のリズムに合わせて鍼灸を行うことで、本来持っている力を引き出すお手伝いができます。

日常生活で大切なこと

セミナーでは「日常の養生(セルフケア)」の大切さも学びました。

•冷たいものを摂りすぎない
•甘いものの摂りすぎに注意する
•睡眠をしっかりとる

こうした生活の積み重ねが、体を整える大きな力になります。
鍼灸は“場の調整”、養生は“効果を持続させる力”とも言えます。

最後に

今回の学びを通じて、不妊症に対する鍼灸の役割を改めて実感しました。
そして、患者さんお一人おひとりが自分の体と向き合い、少しずつ変化を感じていけるように、これからも丁寧に寄り添っていきたいと思います。

このような貴重な機会をいただけたことに感謝しながら、日々の臨床に活かしてまいります

最後まで読んでいただきありがとうございます。