
― その答えは、一つではありません ―
様々な議論がありますが、当院ではこう考えています
姿勢については、
・背筋を伸ばす
・胸を張る
・骨盤を立てる
など、さまざまな考え方があります。
どれも一理ありますが、
当院では、
「正しい姿勢」という一つの形は存在しない
と考えています。
活法の考え方では、
その人にとって動きやすい状態こそが、整っている状態とされます。
そして、
自然体でいられているのであれば、
無理に手を加える必要はないとも考えられています。
大切なのは、
外から形を整えることではなく、
その人の中で無理なく機能しているかどうかです。
姿勢を意識するほど、つらくなることがある
臨床の中で、
「姿勢を意識しているのに楽にならない」
というご相談は少なくありません。
むしろ、
気をつけている方ほど、
・首や肩に力が入りやすい
・呼吸が浅くなる
・疲れが抜けにくい
といった状態になっていることもあります。
これは、
身体にとって自然ではない形を
保ち続けている可能性があります。
なぜ同じ姿勢が合わないのか
人の身体は、
・体格
・筋肉のつき方
・関節の動き
・生活習慣
すべてが異なります。
そのため、
同じ姿勢を「正解」として当てはめても、
楽になるとは限りません。
ある人にとっては楽でも、
別の人にとっては負担になることもあります。
身体は、正直に反応しています
無理に姿勢を整えようとすると、
どこかに力が入り続けたり、
呼吸が浅くなったり、
疲れが抜けにくくなることがあります。
見た目としては整っていても、
身体の中では負担になっている状態です。
逆に、
少し崩れて見える姿勢でも、
呼吸が自然に入り、無理なく動けているのであれば、
その人にとっては整っている状態とも言えます。
姿勢は「正しさ」を示すものではなく、
今の身体の状態をそのまま映しているものです。
触れてみると分かること
実際に身体に触れていくと、
一見きれいに見える姿勢でも、
強い緊張が残っていることがあります。
反対に、
いわゆる良くないとされる姿勢でも、
柔らかく、無理なく動けていることもあります。
姿勢は、見た目だけでは判断できません。
まとめ
姿勢には、一つの正解があるわけではありません。
あるのは、
その人にとって無理のないバランスです。
活法の考え方でも、
自然体で動けている状態であれば、
無理に手を加える必要はないとされています。
鍼灸院ひなたでは、
身体を一つのつながりとして捉え、
その人本来の状態へ整えていくことを大切にしています。
無理に正そうとしなくて大丈夫です。
楽に動ける状態を見つけることが、結果として整った姿勢につながります。
本日もお読みいただきありがとうございました。
院長 山元大樹

