お悩み・自覚症状

1ヶ月前に枕を変えたからか、突然首が痛むようになった。徐々に頭痛も起こってきていて、首を横に曲げることができなくなっている。
元々肩こりは感じていたが痛みを感じることはなかった。
日常的に、ジムやヨガにいって身体のケアはしているが今回は良くならない。

(30代 女性)

施術内容と経過

・初診
問診時にお身体の状況や、生活のことをお聞きした。
その際に、10年近く続いている肩こりがあることがわかった。また、足のむくみと冷えがあることや眼精疲労があることもわかった。
検査していくと、首の左側屈時に痛みと制限があることがわかった。また後屈時にも詰まりを感じる。
治療
首の動きや、痛む場所から座位の治療からしていった。背中のツボを使用し、再度動きと痛みの確認をしてもらった。
痛みはまだ残ったが、動かすことはできるようになってきていたがまだ制限はある状態。
また別の背中のツボを使用した。その後痛みが少し和らぎ動きもほとんど制限なく動かせていた。
次に仰向けの治療を行った。腹診をもとに下腿のツボを使用していった。
力がねける感覚がしたとのことだった。
刺激量の関係で初診はこれで様子を見ることにした。

・2診目
前回の治療後から首の痛みはあるが来る前ほど強く無くなっていた。まだ動かしずらさはあるとのことだった。
足の冷えはまだ気になる。
治療
前回同様に治療を進めていき、うつ伏せで背中の治療もした。
治療後に大きく変化はしなかったが痛みは徐々に減っている状態だった。

・3診目
首の痛む場所が小さくなり、ピンポイントになってきた。
動きはまだ完全ではないが日常生活での支障は感じなくなっている。
足の少しずつ良くなっているのを感じていた。
治療
同様に行いつつお灸もしていった。

・4診目
足の冷えが良くなっていることを感じていた。首の動きもほとんど完全に動くようになった。
痛みは前回から痛む場所が変わっていった。
頭痛も感じることはほとんどなくなっていることに気づいたとのことっだった。
治療は動きや痛む場所が変化していて、後屈時に感じる痛みが強くなってる。
そこに合わせての治療と足へのお灸をしていった。
治療後は、痛みも引いていて動きでの制限も無くなっていた。

・5診目
確実に足が温かくなり、首の動きもいい状態をキープできているとのことだった。
治療
首肩・背中をみていくと硬さはあったのでそこに対しての治療などを行い終了。

5診以降も戻らないようにするためにメンテナンスを行なっている。

考察:今回の症例では、元々感じていた肩こりがあったが原因で枕を変えたタイミングでの強い痛みが出たことが考えられる。
肩周りのケアをしていたが、首に対してはケアできていなく徐々に悪くなっていたことが考えられる。
治療として、首と背中の関係から背中のツボを使用したことによっての変化が確認できたので同じような治療で進めていき改善までできることができた。

主に使用したツボ:L Th4(3)、巨骨、開魄、合谷、陽輔

※施術の効果は個人差があります。