お悩み・自覚症状
もともと20年くらいデスクワークの営業職で首肩こりとかはあったもののここ1年半で仕事を変えてから調子がさらに悪化した。
家に帰って食事をして少し座って休んでいると気づかないうちに気絶したかのように寝てしまっていることがある。
そのまま浅い睡眠を朝まで繰り返すような感じ。
今までは体力的な疲れ方だったけど今回のは脳が疲労してなんにもできなくなって無気力な状態になる。
(50代 男性)
施術内容と経過
【初診】
体が緊張していて、特に腹部や首肩周りが張っていました。
問診時に話を聞いていると、声にハリがなく、疲労が蓄積されているような感じでした。
治療としては、自律神経がかなり乱れている様子でしたので、刺激量も最小限に抑え、ピーんと全身張り巡らされていたハリを取るよう、丁寧に治療していきました。
【2診目】
前回の治療後、最近の中で一番楽に過ごせたとのこと。
いつもは木曜日、金曜日かなり疲労が溜まっている感覚があるが、今週は違ったとのこと。
前回よりも全身に巡るピーんと張るような感じはなく、むくみも軽減されていました。
左の胸鎖乳突筋はまだ硬かったので、首の緊張をとれるようにと、自律神経の調整を続けて行いました。
【3診目】
少しずつ睡眠の質も上がってきたように感じるとのこと。
はり感も少しずつ緩やかになってきていました。
【4〜6診目】
少しずつ安定はしてきているものの、仕事やプライベートの状況でまだ不安定さがある時期でした。
足湯を養生に追加して、鍼灸だけでなく、日常でも症状を安定させれるようサポートさせていただきました。
【7診目以降】
だいぶ疲労感が取れ始め、自宅に帰ってからは今まですぐに食事をして気がついたら気絶するように眠ってしまっていたのが、帰ってきてからも作業をしたりできるようになったり、休日も外に出てスポーツをする余裕も出てきました。
今は不安定期を抜け出し、安定期から寛解期に向かっている最中です。
仕事量の多さに対して大変そうではありますが、前よりも表情が豊かになり、プライベートの時間も充実しているのがお話しから伝わってきて私自身も嬉しく感じます。
【よく使ったつぼ】
復溜、腎兪、心兪、開魄
※施術の効果は個人差があります。