
こんにちは!鍼灸院ひなたの寺嶋です☺️
やっとあったかくなって、河津桜が綺麗に咲いてきてますね。
さあ今回はうつ病と脳血流量の相関関係についてお話ししたいと思います。
今や、うつ病はすごく身近な病です。
欧米よりは少ないものの、生涯に約15人に1人、過去12ヶ月間には50人に1人がうつ病を経験しています。
うつ病にかかっている人の1/4程度が医師を受診していますが、残り3/4は病状で悩んでいても病気なことに気づかなかったり、医療機関を受診しづらいことなどを理由に医療を受けられていないとされています。
鬱病になると無気力になってしまったり、朝起きれない、動けなくなる、人とのコミュニケーションが億劫、落ち込みやすくなったりと人によっても症状は様々です。
SPECT(脳の検査)を用いたうつ病の研究は、世界中に多く存在します。
けれども、勤労者年代(20~65歳)を対象にして、病状の回復まで追いかけ、同時に疲労の蓄積や睡眠の状況と脳血流との相関関係を示す
ある研究でうつ不調期の方の軽度の方の
主に左脳の前頭葉、頭頂部などの血流が低下していて、うつ病のもたらす認知・集中力の低下が見られました。
また充分な睡眠・休養と抗うつ剤などの治療により、セロトニン(幸せホルモン)などの脳内の神経伝達物質の動きが整うことで血流量が変わることがわかっています。
さらに鍼灸の研究でも鍼灸はセロトニン分泌を促し、増加させる働きがあることがわかっています。
もし、これを読んでくださった方や周りの方にうつ病でなかなかお薬だけで変化を感じられない方、できるだけナチュラルに治療をされたい方がいらっしゃいましたら西洋医学と鍼灸の併用で治療の選択肢が広がり、症状緩和や、お薬の副作用や投与量が変わっていく可能性がありますので、一度ご相談いただければと思います☺️
参考資料
https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/052111294.pdf