こんにちは!鍼灸院ひなたの島津です!

最近、自分の中で「体のキレがないな」「少し動いただけで疲れるな」と感じることが増えてきました。以前はもう少し軽やかに動けていたような気がするのに、少し走っただけでも息が上がったり、筋肉の反応が鈍いように感じたり。そうした日々の小さな変化をきっかけに、「あれ?最近、運動してないな…」と気づかされました。

仕事柄、患者さんに「適度な運動が大事ですよ」とお伝えする機会も多いのですが、自分の生活をふり返ると、思っている以上に身体を動かせていなかったのかもしれません。

運動は、筋力や体力の維持だけでなく、心にも良い影響を与えてくれます。ここで、運動のメリットを5つご紹介したいと思います!

① 自律神経のバランスが整いやすくなる🧘

私たちの体は「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(休息モード)」のバランスで成り立っています。

運動には、緊張しすぎている神経をゆるめたり、朝のスイッチを入れたりと、乱れたリズムをリセットする働きがあります。

特にウォーキングやヨガのようなリズム運動は、副交感神経が優位になりやすく、ストレス軽減や心の安定に効果的です。

② 脳の血流がよくなり、記憶力や集中力が上がる📝

運動をすると全身の血流が促進され、脳への酸素や栄養の供給がスムーズになります

その結果、海馬という記憶をつかさどる部位の働きが活性化され、集中力や記憶力が高まりやすくなることが分かっています。

近年では、認知症の予防や改善にも有効という研究もあり、年齢に関係なくとても大切な習慣です。

③ 睡眠の質が上がり、ぐっすり眠れるようになる🛏️

日中に体を動かすことで、体内時計が整い、夜には自然と眠気が訪れやすくなります。

特に夕方の軽い運動(散歩やストレッチ)は、深部体温が一度上がってから下がるリズムが整うため、深い眠りに入りやすくなるといわれています。

「寝つきが悪い」「夜中に目が覚める」という方には、軽い運動習慣が大きな助けになります。

④ 免疫細胞の働きが活発になる風邪🤧

運動には、リンパ球(ナチュラルキラー細胞など)の活性を高める効果があるとされており、ウイルスや細菌への防御力が上がります。

また、体温が適度に上がることで血流が良くなり、免疫が全身に届きやすくなるのもポイントです。

風邪をひきやすい人や、疲れやすい方にも、定期的な運動はおすすめです。

⑤ セロトニン(幸福ホルモン)の分泌を促進する🚶

太陽の光を浴びながらの運動や、一定のリズムで行う運動(ウォーキング・スイミングなど)は、脳内でセロトニンという神経伝達物質を増やすことが知られています。

セロトニンは、心の安定・前向きな気持ち・ストレス軽減に深く関わる物質で、うつ病や不安障害の治療にも注目されています。

「なんとなく気分が落ち込む…」という時こそ、軽い運動が心に効いてくるかもしれません。

こうしてあらためて振り返ると、体を動かすことは単に“体力づくり”ではなく、心と体の両方を整える大切な習慣なんだと実感します。私自身も、最近は少しずつウォーキングを再開し、朝や仕事終わりにストレッチを取り入れるようにしています!

忙しい日々の中では、運動の優先順位が下がってしまうこともあるかもしれません。

でも、たった10分でも、自分のために体を動かす時間をとってあげること。

それが未来の自分を作っていくものになると思います。

まずはできることから、少しずつ。

皆さんも、日々の生活の中に「心地よい運動」を取り入れてみませんか?

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️