お悩み・自覚症状

6、7年前からストレスを感じることは常にあり、5年前にはストレスから不調もあり病院での治療もしていた。2年前から暗闇や夕方ごろになると急に恐怖感に襲われることや、息がしづらく急に涙が出ることがある。
うつ病と診断されて、動悸や胃腸の不調もある。
20年前からパニック障害を発症している。

(50代 女性)

施術内容と経過

・初診
問診でお悩みの部分を詳しく聞かせてもらった。
今問題になっていることや、今後どうしていきたいかなども聞いていった。
検査
足の冷え、首肩の凝り、お腹の張りが強くあることを確認した。
治療
首の状態や、お腹の反応をみて手のツボを使用して治療していった。
またうつ伏せで背中を緩める治療をした。
治療後は身体の力が抜けた感覚があったとのこと。

・2診目
治療した日は良かったが、次の日に遠くまで移動した際に迷走神経反射の症状が出た。
治療前日にパニック発作は出て、呼吸がしづらく動悸や寒気で立っているのが辛かった。
治療
首肩の硬さやお腹の反応から手のツボと膝周りのツボを使用していった。
熱が頭にこもっていることが考えられ、座位で首の反応を確認し手のツボを使用していった。

・3診目
セルフケアとしてお伝えしていた足湯をやっていて日頃の足の冷えは感じなくなった。
最近は暗いところ以外にも食事中にも動悸を感じる時が出てきてどうしたら良いかわからなくなる。
治療
首肩の緊張は良くなっているがまだ残っているので、座位で背中を緩めながら同時にみていった。
仰向けでお腹の反応を確かめて治療していった。

・4診目
動きや外出がある日はパニック発作が起きやすいことがわかってきた。
また辛くなる際に首に違和感を家事ていることに気づいた。
治療は同じように行った。

・5診目
症状は落ち着いていて、辛くなることはなく生活ができた。
今まで休んでいたお仕事も始めていこうと思うくらいに回復している。
治療は同様に行なった。

・6〜10診目
パニック発作が出る時はまだあるが、出てから自分で落ち着いて対処できるようになってきている。
まだお薬を使う時はあるが服用する回数は少なくなってきている。
治療はお腹の状態が良くなってきているがまだ硬さや反応が残っているので足のツボを使用して治療。首肩周りの硬さは良くなってきていて、日常的に凝りを感じることは少なくなっている。

・11〜15診目
パニック発作が出ることはほとんどなく、薬を服用することはない。
首肩も凝りや胃腸の不調もなく、お仕事もできるようになった。

15診目以降もメンテナンスとして通院している。

考察:今回の症例では、うつ病から以前からあったパニック障害の発作が起きるようになってきていた。ストレスの原因もあり、身体の硬さや緊張が強かったことから自律神経の乱れを考えた。
首や背中が硬いことから呼吸がしづらくなり、リラックスしづらくなっていることを考えた。
呼吸しやすい体にすることや緊張をとれるように肩周りの治療をしていった結果、体が良くなっていき精神的にも安定してきた。ストレスに感じていた部分に対しての捉え方も変化していった。
身体を良くしていくことで心にも余裕が出てくることがわかった症例だった。

主に使用したツボ:合谷 曲泉 次髎 Th4(2)

※施術の効果は個人差があります。

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