
〜鍼灸の力で、眠れる体を取り戻す〜
こんにちは、鍼灸院ひなたの山元大樹です。
「眠れない」「夜中に何度も起きる」「朝、スッキリ起きられない」
こうした睡眠の悩みを抱える方が、年々増えています。
睡眠障害は、単なる疲労ではありません。
慢性的に続くことで、集中力の低下、気分の落ち込み、免疫機能の低下、血圧の変動、ホルモンバランスの乱れなど、多くの不調につながります。
鍼灸は、そんな状態に対して「眠れる体質」へとやさしく導く力があります。
なぜ眠れなくなるのか?
睡眠は、自律神経のバランスに深く関係しています。
交感神経(緊張・活動)と副交感神経(休息・回復)が適切に切り替わることで、私たちは自然と眠くなり、深く休むことができます。
しかし現代では…
- 仕事や家庭のストレス
- スマホ・パソコンの使用による脳疲労
- 運動不足や冷え
- 不規則な食事や生活習慣
こうした要因が、交感神経を過剰に刺激し、眠るべき時間に体が休まらなくなっている方が多いのです。
鍼灸ができること:眠れる体をつくる4つの柱
1. 【自律神経を整える】
鍼灸は、特定のツボや筋肉を刺激することで、副交感神経の働きを高め、「緊張モード」から「リラックスモード」への切り替えを促します。
とくに頭・首・背中へのアプローチは、脳と体の緊張をほぐし、自然な眠気を導きます。
2. 【呼吸を深くする】
眠りが浅い人の多くに共通するのが、「呼吸の浅さ」です。
その原因のひとつが肩甲骨の硬直や猫背による胸郭の圧迫です。
鍼灸では、肩甲骨周辺や背中・横隔膜ラインの筋肉を緩めて、深く息が吸える状態をつくります。
深い呼吸は副交感神経を優位にし、眠りを助けます。
3. 【内臓疲労の回復】
夜眠れない人は、昼間の緊張だけでなく、内臓の疲れを抱えていることがよくあります。
特に肝臓・胃腸の機能低下は、睡眠に大きく影響します。
鍼灸は、血流を改善し、内臓の回復をサポートする力があります。
内臓が整うと、全身の代謝が整い、眠りやすい状態に近づいていきます。
4. 【脳疲労の鎮静】
眠れない原因のひとつに、「頭が休まらない」という状態があります。
考え事や不安、プレッシャーが抜けずに、布団に入っても眠れない…。
こうしたとき、頭部やこめかみ、首の付け根への鍼刺激は、脳の血流や緊張を穏やかに整え、安心感を取り戻す作用があります。
眠りに入るために必要な「脳の静けさ」を育てる時間です。
睡眠は、“回復力”そのもの
睡眠中、私たちの体では成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や免疫力の調整が行われています。
これは夜間にしか行われない、まさに“体を整えるための時間”。
眠れないことが続くと、この修復機能がうまく働かず、心も体も疲弊していきます。
だからこそ、眠れる体を取り戻すことは、「治す力を取り戻すこと」と同義なのです。
よくあるご質問(FAQ)
Q1. どのくらい通えば効果が出ますか?
A. 早い方で5回ぐらいの施術を目安に変化を実感されます。慢性的な場合でも、6ヶ月で眠りの質が変わってきたという声が多くあります。
Q2. 睡眠薬を使っていても鍼灸は受けられますか?
A. はい、併用は可能です。薬に頼らず眠れる体をつくっていくことを目指し、医師と相談しながら進めていく方もいらっしゃいます。
Q3. 鍼が怖いのですが、大丈夫でしょうか?
A. ご安心ください。使用する鍼は非常に細く、ほとんど痛みを感じない程度です。不安がある方には、刺激の少ない方法もご提案します。
Q4. 睡眠以外の症状も診てもらえますか?
A. はい、頭痛・肩こり・胃腸の不調・自律神経失調など、睡眠障害と関係する他の症状も一緒に整えていくことが可能です。
最後に
眠れない日々が続くと、不安や焦りが強くなってしまうこともあります。
でも、眠れる力は誰の体にも、本来ちゃんと備わっています。
鍼灸というやさしいアプローチで、その力を少しずつ取り戻すお手伝いができたらと思っています。
「このままずっと眠れないんじゃないか…」と感じている方こそ、
その不安を抱えたまま、ひとりで頑張らないでください。
いつでもご相談ください。
鍼灸院ひなた 山元大樹