お悩み・自覚症状
1週間ほど腰痛が続いており、日常の動作に支障をきたしていたため来院。
起き上がりの動作や、靴下を履く動作、長時間デスクワークをしている時の痛みがあり、
仕事をしている時も休み休み仕事をしていた。
(30代 男性)
施術内容と経過
【初診】
動きを確認すべく、いくつかの動作を行ってもらったところ、
やはり起き上がりの動作をしようとするとビクッとなるような感じで庇うような動作が入ったり、立った状態で前屈してもらうと曲げようとするところで痛みが出てくるような状態でした。
初回は腰部に直接鍼をするのではなく、遠隔的に治療し、痛みは残るがきた時より動きやすさが出たのでそこで終了。(刺激量を入れすぎて悪化するのを防ぐため。)
【2〜5診目】
徐々に痛みが緩やかになり、動きもスムーズになってきました。
睡眠時間が短めで疲労の蓄積からも腰痛につながることがあるので、自律神経の調整もしつつ進めていきました。
【6〜10診目】
10診目ごろには日常生活への支障がだいぶ減ってきたとのこと。
太ももの硬さや、背中の緊張を取りつつ治療を進めました。
【10診目以降】
治療の頻度を少し広げながらこのまま大丈夫であれば卒業予定です。
【考察・まとめ】
腰痛はただ腰に治療をすればいいのではなく太ももや背中の緊張、睡眠状況も関与してくることがある。
腰に直接的に施術もするが、周りの筋肉との兼ね合い、睡眠状況を聞き、改善することが大切であると感じた症例でした。
【よく使用したつぼ】
玉人、中腰、背部の硬穴、殷門、腰眼、督兪など
※施術の効果は個人差があります。