
こんにちは!鍼灸院ひなたの島津の島津です!
2月も終盤になり、今年になってから2ヶ月が経とうとしております。
皆さんはどのようにお過ごしでしょうか?
本日は中医学の「肝」について書いていきます。
私たちの体には「気(エネルギー)」の流れがあり、これをスムーズに巡らせる役割をしているのが「肝」です。肝は、例えるなら体のモーターのようなもの。日々の活動に合わせて気を動かし、私たちがスムーズに生活できるよう調整しています。
しかし、ストレスや生活習慣の乱れによって、この働きがうまくいかなくなると、さまざまな不調が現れます。例えば、以下のような症状がある方は「肝」のバランスが崩れているかもしれません。
✔︎ 気分の浮き沈みが激しい
✔︎ 頭痛や生理痛がひどい
✔︎ 怒りっぽくなる、イライラしやすい
✔︎ ため息が増えたり、お腹が張ったりする
✔︎ 目が疲れやすい、乾燥する
肝の不調には種類がある
肝のバランスが崩れると、不調の現れ方は人それぞれ異なります。代表的なものをいくつかご紹介します。
1. 肝の気が滞る(肝鬱気滞)
ストレスが溜まると、気がスムーズに流れなくなり、イライラや抑うつ感、お腹の張り、ため息が多くなるといった症状が現れます。
2. 熱がこもる(肝火上炎)
肝の気の滞りが進むと、熱が発生しやすくなります。顔が赤くなったり、頭痛や不眠、ニキビが増えるなどの症状が特徴です。
3. 肝のエネルギー不足(肝血虚・肝陰虚)
貧血気味の人や、目の疲れがひどい人は「肝血虚」が疑われます。また、寝汗をかきやすい、ほてりを感じるといった場合は「肝陰虚」になっているかもしれません。
肝を整えるためにできること
肝のバランスを整えるには、ストレスを溜めないこと、十分な休息をとることが大切です。特に以下のポイントを意識すると良いでしょう。
• 深呼吸や軽いストレッチをする(気の巡りをよくする)
• 睡眠をしっかりとる(肝の回復には夜の睡眠が不可欠)
• 温かい食事をとる(冷たい飲食物は気の巡りを悪くする)
• 目を休める時間を作る(スマホやPCの使いすぎに注意)
「なんとなく調子が悪い」「ストレスが多い」と感じるとき、もしかしたら肝のバランスが崩れているのかもしれません。気になる症状がある方は、ぜひ一度、自分の生活習慣を振り返ってみてくださいね😌
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます😆