―痛みを“我慢”する時間を終わりにする可能性―

こんにちは。鍼灸師の山元大樹です。

毎月の生理が近づくたびに、「またあの痛みが来る」と憂うつな気持ちになっていませんか?
薬を飲んでも効かない、体の芯から冷えるような痛み。
それは単なる「月のもの」ではなく、“治療の対象”となる体からのサインかもしれません。

この記事では、生理痛に対する鍼灸の有効性や、その根拠、そして私たちがどのように向き合っているかをお伝えします。
「毎月の痛みは仕方ない」と諦める前に、ぜひ最後まで読んでみてください。


生理痛(原発性月経困難症)とは?

生理痛とは、月経時に起こる下腹部痛や腰痛、頭痛、吐き気などの総称です。
特に20代〜30代の女性に多く見られ、原因が特定できない「原発性月経困難症」が大半を占めます。

その痛みの背景には、

  • 子宮の過剰な収縮(プロスタグランジンの過剰分泌)
  • 骨盤内の血行不良や冷え
  • 自律神経の乱れ
  • ストレスや睡眠不足

など、多面的な要因が関係しています。


生理痛に対する鍼灸の効果【エビデンス紹介】

世界が注目する「薬以外の選択肢」

  • 2018年のメタアナリシスでは、鍼灸がNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)よりも痛みを軽減する効果があると報告されました(PMID:29879061)。
  • 2024年のネットワークメタ分析でも、温灸や鍼刺激は痛みの重症度を著しく低下させ、副作用が少ない安全な治療法として位置づけられています(Frontiers in Medicine, 2024)。

つまり鍼灸は、薬に頼りたくない人や、副作用に悩む人にとって有効な代替療法なのです。


東洋医学から見る「生理痛の本質」

東洋医学では、生理痛は「気血(きけつ)の滞り」や「寒邪(かんじゃ)」が原因とされています。
私たちはそれを、

  • 冷えた骨盤内の血流を改善する
  • 自律神経のバランスを整える
  • 子宮の“緊張”を緩める
  • 体の声を丁寧に聴く

というアプローチで整えていきます。


鍼灸院ひなたでの実際の施術とは?

当院では以下のような施術を、症状と体質に応じて組み立てています。

1. 骨盤周囲と仙骨へのアプローチ

→ 子宮や卵巣の血流促進、神経の安定

2. 首・背中・足への調整

→ 自律神経の安定と足からの冷え取り

3. お腹・ふくらはぎへの温灸

→ 内臓機能の活性化、血流改善

4. “触れる”ことによる安心

→ 痛みそのものに寄り添う施術姿勢

“痛み”を追い出すのではなく、“安心”を取り戻すための施術です。


患者さまの声(抜粋)

「薬に頼らずに月経を迎えられるようになったことが、何よりの安心です」
「自分の体を大切にしようと思えるようになりました」


生理痛に悩むあなたへ、私からのメッセージ

体が痛みを出しているのは、「もっと自分を大切にしてほしい」というサインかもしれません。

鍼灸は、あなたの体に寄り添いながら、
“自分らしく生きる力”を引き出すお手伝いができます。

どうか一人で抱え込まずに、私たちにご相談ください。
きっと、変わることができます。

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