お悩み・自覚症状

10月ころから鼻風邪をひいて以降ずっと体調が悪く、下半身を中心とした倦怠感と食欲不振がある。
内科(2院)で血液検査をしたが異常はなく、心療内科へ行き自律神経失調症の診断を受ける。
頭から汗がダラダラながれ、げっぷも頻繁に出てくる。また同時期から下痢になっている。
動悸もあり夜寝付けない。

(50代 女性)

施術内容と経過

初診
問診時に聞いた症状と額からの汗、頻繁におこるげっぷから自律神経がかなり乱れていることを説明。
不安や心配を取り除くために問診の時間は長くとった。
治療は、仰向けとうつ伏せで行い主に自律神経への治療と胃腸の調節を行った。足の冷えがあったので温める治療を行った。
治療後に体が軽くなった感じを確認した。

2診目
前回の治療後に好転反応としてのだるさが出てきた。
治療は前回と同様に行った。
家に帰るとしんどくなってきてしまうとのことだったので、セルフケアを伝えた。

3診目
少しずつ楽になってきているとのことだった。
食事も食べれる量が多くなってきている。

4診目
治療した日は良く寝れるが、日が経つごとに寝れなくなる。
げっぷや額の汗の消失を確認した。
本人も家に帰っても落ち着いていられるようになってきているとのこと。

5診目
お買い物に出かけたら気分が悪くなってきて、症状が戻る感じがしたがその後休んだら回復してきた。
睡眠も元々1時間ごとに起きていたが、続けて5時間ほどとれるようになってきた。

6診目
まだ辛い日と良い日の波があるが、すごい辛い日はなくなった。
食事は戻りつつある。

7診目
昨日朝の散歩後少し辛くなったが他の日は大丈夫だった。

8診目
下痢がまだあるが食事・睡眠共に良くなってきている。

9診目
外食ができるくらいに回復してきた。
辛くなる日がほとんどなくなってきた。

10診目
食事は」8・9割に回復してきてお出かけもできるようになった。

11診目
自律神経が良くなってきて肩こりがあることに気づく。
この日からは、首肩にも重きをおきながら自律神経も治療。

12診目
悪くなる日はなく調子が良く元通りの生活に戻っている。
下痢もなくなってきている。

13診目
肩こりも感じなくなり、食事や外出も元に戻った。

考察
自律神経失調症は誰でもなるものですが、理由が見当たらなく病院の検査でも異常が見当たらず薬も出ることが少ないです。
今回の症例も病院では診てもらえず、原因も特になく元々健康だったため、とても不安になっていました。
鍼灸治療の場合は、脈・お腹・舌などからお身体の状態を把握し治療を行っていきます。
なので、自律神経失調症のように原因が分からないものでも治療が可能になってきています。
自律神経失調症の場合は症状が重なることが多いので一つずつカウンセリングを行いながら治療を進めていきます。
またセルフケアをお伝えして治療効果を長引かせることを行うことで良くなる早さが増すと考えています。
少しでも異常を感じている方はお気軽にご連絡ください。

主に使用したツボ
外関・合谷・足三里・下巨虚・三陰交・胃兪

※施術の効果は個人差があります。

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