こんにちは。鍼灸院ひなたの髙木です。

ソファでうとうとしてたのに、いざ布団に入ったら目が冴えて寝られない」そんな経験、ありませんか?

実はこの現象、珍しいことではありません。
リラックスしているはずの夜にどうして体が“眠りモード”に入れなくなってしまうのでしょうか?

今回は、眠気があるのに布団に入ると目が覚めてしまう理由について、ご紹介します。

「交感神経」が優位になっているかも?

私たちの身体は、自律神経というシステムによって、活動モード(交感神経)とリラックスモード(副交感神経)を切り替えています。

本来、夜は副交感神経が優位になり、自然と眠くなるはず。

しかし、
明るい照明
スマホやテレビの刺激
「早く寝なきゃ」という焦り

こういったものが、無意識に交感神経を高ぶらせてしまいます
その結果、眠気はあるのに、いざ布団に入ると脳が「まだ起きていたい」と勘違いし、目が覚めてしまうのです。

布団=「緊張する場所」になっていませんか?

「布団に入ってもどうせ寝られない…」という経験が続くと、布団に入ること自体がストレスに。
すると、布団=緊張する場所と脳が覚えてしまい、布団に入った途端に交感神経が働いてしまいます。

いわゆる“条件反射”のような状態で、眠れない悪循環を生んでしまうのです。

東洋医学から見ると「気の巡り」がポイント

東洋医学では、眠りの質は「心(しん)=精神を司る機能」や「肝(かん)=自律神経と関連する臓腑」の状態と深く関わっています。
• 考えごとが多くて気が巡らない
• 体は疲れているのに、頭が冴えている

こうした状態では「気」が上半身に集まりすぎてしまい、リラックスモードに切り替わらないのです。
鍼灸では、こうした「気の偏り」を整え、自然と眠れる身体づくりを目指します。

眠れない夜が続くときは

睡眠は、心と体を回復させる大切な時間です。
「眠れないのは自分のせい」と責めるのではなく、身体の声に耳を傾けてみましょう。

もし「布団に入ると目が覚める」が続くようであれば、お気軽にご相談ください。
あなたの眠りに、鍼灸でそっと寄り添います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!